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NTT Com、クラウド型コンタクトセンターサービスを拡充

2017年12月21日(木)IT Leaders編集部

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2017年12月20日、クラウド型コンタクトセンターサービス「Arcstar Contact Center」の機能を同日付けで強化したと発表した。従来1000席までだった対応席数を2000席まで拡大した。さらに、クラウド基盤部分だけでなく外線発着信の音声回線部分も含めたDR(災害復旧)オプションを提供できるようにした。

 Arcstar Contact Centerは、コンタクトセンターを運営するためのアプリケーションをSaaS型クラウドサービスの形で提供するサービスである。PBXなどCTIサーバーなどコンタクトセンターの運営に必要なサーバー設備を自前で用意することなく、パソコンやIP電話さえあればコンタクトセンター業務を開始できる。

 新版では、これまで1000席までだった対応席数を2000席まで拡大した。拠点統合などによる大規模化のほか、季節やイベントで最繁時に多くの席数を必要とするユーザーのニーズにも対応できるようになった。複数の拠点におけるエージェントやレポートを一元的に管理できるコンタクトセンターマネジメント機能も備えている。

 また、クラウド基盤部分に加え、外線発着信の音声回線部分も含めてDR(災害復旧)ができるオプションを新たに用意した。クラウドや音声基盤を東日本と西日本に分散配置しているため、設備が被災した場合などでも自動かつ短時間で接続先の基盤を切り替えて事業を継続できる。

 通話機能および通話録音機能に対して99.99%のSLAも設定した。通話録音データの暗号化には、長期保存オプションを追加した。通話録音データは自動で暗号化を行いクラウド上に保存するが、最長7年間まで保存可能なオプション「通話録音容量拡張機能」を追加している。

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