[市場動向]

AI研究でNEC、産総研、理研が連携

2018年2月6日(火)IT Leaders編集部

NEC、産業技術総合研究所(産総研)、理化学研究所(理研)は2018年2月5日、AIの研究テーマ「未知な状況における意思決定」と「自律型AI間の協調」について、基盤技術開発から実用化まで一貫で、3者の一体連携により加速していくことに合意したと発表した。これにともない、2017年12月22日に共同研究に係る覚書を締結した。

 本連携では、「NEC-産総研人工知能連携研究室」および「理研AIP-NEC連携センター」の活動において、研究開発に関する情報の共有、ソフトウェアの共同開発、設備などの研究リソースの相互利用によって、応用ソリューションと要素技術の間のすり合わせの効率化、さらにより高いレベルでの整合性による活動効率化、研究成果最大化を目指す。

 三者一体連携によるAI研究テーマは、(1)ビッグデータ分析における過去データが不十分な「未知な状況における意思決定」と、(2)個別システムのスマート化の進展により求められる「自律型AI間の協調」、―である。事象の絶え間ない変化による不確実で複雑な実世界を支える巨大なシステムを円滑に動作させるための新たな技術分野として確立することを目標にする。

 (1)の未知の状況での意思決定は、複雑化した対象をシミュレーションしたうえで、自動推論技術と融合する。これにより、現実的な規模の知識ベースから妥当な推論を行う技術を開発する。

 同技術によって、社会インフラのオペレーションにおいて、非熟練オペレータでも熟練オペレータと同等の意思決定が可能となる。経験不足によるオペレーションミスを削減できる。例えば、発電所などの生活インフラの運転では、不足する熟練者に依存した運用を改善できる。

 (2)の自律型 AI 間の協調は、自律制御システム間で、譲る、分担する、融通する、といったように、AI同士が自律的に協調を行う技術を研究する。

 同技術により、自動運転車など、自律型の機器が出現し、社会システムにこれらが組み込まれる際に、人間が制御するよりも安全・効率的に機能させられるようになる。

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