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NEC、多言語音声翻訳サービスの業務用小型端末を販売

2018年2月19日(月)IT Leaders編集部

NECは2018年2月16日、訪日外国人の接客が生じる空港やホテル、百貨店などに向け、外国語でのコミュニケーションを支援する「多言語音声翻訳サービス」専用の業務用小型端末を発表した。2018年3月31日に販売を開始する。

 多言語音声翻訳サービスは、2017年11月に販売開始した接客業向けの音声翻訳サービスである。今回、これまでのスマートフォンやタブレットでの利用に加え、業務用小型端末を提供した。利用エリアが広い接客現場では、接客スタッフ1人ひとりが業務用小型端末を携行することで、様々な業務シーンに対応できる。

 多言語音声翻訳サービスは、国立研究開発法人情報通信研究機構が開発した観光会話向けの高精度翻訳エンジンを使う。日本語、英語、中国語、韓国語が利用できる。1台で双方向での会話ができ、翻訳/逆翻訳結果がテキストで確認可能できる。

 利用データを蓄積し、会話内容や利用状況を見える化する。いつどんな問い合わせがあったかをレポートとして提供する。各現場での来店客の「困りごと」が明確になるので、接客力の向上につなげられる。

 価格(税別)は、多言語音声翻訳サービスが1ID当たり月額3000円、業務用小型端末は1台当たり4万2000円で通信料は1台当たり月額1000円(キッティング費用と事務手数料は別途必要)。販売目標は、2020年までに10万ID。

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