[市場動向]

NEC、NTTドコモと5Gの実現に向けたセル間協調技術の検証実験を開始

2018年2月26日(月)IT Leaders編集部

NECは2018年2月23日、NTTドコモと共同で、次世代無線通信規格5Gの実現に向けた検証実験を、横須賀リサーチパーク(神奈川県横須賀市)やNEC玉川事業場(神奈川県川崎市)などで開始したと発表した。

 実験では、集約基地局(CU)が複数のリモート局(DU)を制御するC-RAN(Centralized-Radio Access Network)構成を採用した、超多素子AAS(Active Antenna System)基地局システムを使って、DU間の協調制御を行う。

 屋外の環境で、CUに接続した2台のDUが、それぞれの通信可能範囲(セル)の境界付近にある端末と通信している。この状態で、DU間の協調制御の有無によって、下り通信品質がどれだけ変わるかを測定する。

 NEC玉川事業場での検証実験では、協調制御していない場合、他のDUの配下にある端末のことを意識せずにビームを形成して下り送信を行うため、大きな干渉が発生し、通信品質が低下した。

 一方、協調制御している場合、DU間で協調しながらビームを形成するため、互いのDUからの電波干渉による通信品質の低下を防ぎ、下りスループットが最大50%程度向上し、場所を問わず安定した高品質通信が実現可能であることを確認した。

 背景には、あるDUのセルと、隣接する別のDUのセルの境界付近に位置する複数の端末に対して、各端末と通信しているDUが独立にビームを形成すると、互いのDUからの電波干渉によって通信品質が低下してしまうという状況がある。セルを密に配置する5Gでは、DU間の干渉は大きな問題になる。

 NECが開発した低SHF帯の超多素子AAS基地局システムは、異なるDUに接続している端末の情報を複数DU間で交換し、DU間で協調制御しながら指向性を持ったビームを形成する。これにより、DUのセルの境界付近に位置する端末のスループットを従来と比べて大幅に改善できるとしている。

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NEC、NTTドコモと5Gの実現に向けたセル間協調技術の検証実験を開始NECは2018年2月23日、NTTドコモと共同で、次世代無線通信規格5Gの実現に向けた検証実験を、横須賀リサーチパーク(神奈川県横須賀市)やNEC玉川事業場(神奈川県川崎市)などで開始したと発表した。

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