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ランサムウェアに感染したファイルのデータ復旧サービスを開始─アイティフォー

2018年2月27日(火)IT Leaders編集部

アイティフォーは2018年2月26日、「WannaCry」など主要なランサムウェア99種類に対応するデータ復旧サービスを開始した。復旧成功率は80%からで、価格は見積ベースになる。相談は無料だ。

 ランサムウェアとは悪意を持って有害な動きをする不正ソフト・マルウェアの1種で、感染するとPCをロックしたり、ファイルを暗号化したりして、その制限解除と引き換えに身代金を要求するものである。

 発表したサービスでは、米Ontrackとの技術提携により、被害を受けたファイルのデータ復旧を支援する。ランサムウェアが行うデータのアクセス制限は主にファイルの暗号化となり、ランサムウェアの種類によって以下の3つの暗号化方法がある。

  1. 原本のファイルを暗号化する。
  2. 原本のファイルを暗号化してからその原本のファイルを削除し別のファイルで上書きを行う。
  3. 原本のファイルから別のファイルを複製して、その複製ファイルを暗号化し、原本のファイルを削除する。

 ランサムウェアで暗号化されたファイルを復旧するためには、上記のどの方法で暗号化されたかを判別して、正しい手順と方法で復旧する必要がある。

 米Ontrackグループは、現在確認しているランサムウェア220種のうち、99種において復旧実績を持っているという。主なものには「Nemocod」、「Cryptolocker」、「Apocalypse」、「DMALocker」、「Globe」などがある。独自の解読ツールと暗号化されていないファイルを検索して復旧する米Ontrackの技術により復旧成功率は80%になる。

 どのような媒体でも復旧の対象となる。例えば、ハードディスクドライブ、ノートPC、デスクトップPC、モバイル端末、USBメモリ、SDカード、サーバー、SAN、NAS、仮想ハードディスクなどに対応可能だ。

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