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国内のECサイトで台湾ローカル決済、NTTデータが決済サービス開始

2018年3月20日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTデータと台湾の玉山銀行は2018年3月20日、日本国内のECサイト向けに、ECの支払い手段として台湾のキャッシュカードと台湾のコンビニ決済を利用できるようにするサービスを開始すると発表した。2018年4月3日から開始する。第1号ユーザーとして国内LCC(格安航空会社)のバニラ・エアが導入した。

 本決済サービスを利用すると、ECサイトの支払い手段として、台湾のキャッシュカードと台湾のコンビニ決済を利用できるようになる。これにより、台湾の消費者の利便性を高められるほか、台湾においてクレジットカードを持たない若年層を顧客として取り込めるようになる。

図1●ECの支払い手段として台湾のキャッシュカードと台湾のコンビニ決済を利用できるようにするサービスのイメージ(出所:NTTデータ)図1●ECの支払い手段として台湾のキャッシュカードと台湾のコンビニ決済を利用できるようにするサービスのイメージ(出所:NTTデータ)
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 本決済サービスの第1号ユーザーは、国内LCCのバニラ・エア。同社が運営する台湾語のECサイトに導入し、台湾でのコンビニ店頭払いを2018年4月3日から開始する。

 NTTデータは、2017年2月に玉山銀行と提携し、台湾におけるローカル決済(キャッシュカードによる決済とコンビニ決済)の環境構築に関する検討を開始し、今回サービスとして提供開始するに至った。すでに、航空会社を含めた複数の企業が導入を決定している。順次運用を開始する。

 サービス提供の背景について同社は、訪日台湾人の増加に加え、台湾でのEC市場規模や日本のECサイトの利用が拡大するなど、台湾消費者による日本へのニーズが高まってきていることを挙げる。「これまでは、日本のECサイトで航空券・ホテルの手配や商品の購入などを行う際に、台湾ローカルの決済手段が利用できなかった」(同社)。

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