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NTTデータ、デスクトップ仮想化基盤サービスにGPU搭載機を追加、CADなどに向く

2018年3月28日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTデータは2018年3月28日、デスクトップ仮想化基盤(VDI)をクラウド型で提供するDaaS(Desktop as a Service)の「BizXaaS Office」の拡充を発表した。高解像度のデータを扱うユーザー(建設、製造、医療)に向けて、GPUを搭載したVDIサービスを追加した。同年4月1日から提供する。

図1●仮想デスクトップをクラウド型で提供するBizXaaS Officeの全体像(出所:NTTデータ)図1:VDIをクラウド型で提供するBizXaaS Officeの全体像(出所:NTTデータ)
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 今回新たに、GPUを使って高解像度のデータを扱えるようにしたデスクトップ仮想化基盤(VDI)サービス「GPU(Graphics Processing Unit)搭載仮想デスクトップ」を、BizXaaS Officeのラインアップに追加した。3次元グラフィックスAPIを用いるCADアプリケーションや高解像度のデータを扱うユーザー(建設、製造、医療)に向く。

 米NVIDIAのvGPU技術を使う。VDIソフトとして、「VMware Horizon」または「Citrix XenDesktop」を利用できる。

 さらに今回、VDIサービスのオプションとして、タブレットやスマートフォン(iOS、Android、Windows)をシンクライアント(画面情報端末)として使えるようにするサービス「スマートデバイス(タブレット端末、スマートフォン)向け仮想デスクトップ」も用意した。

写真1●Splashtopを使ってスマートデバイスからWindowsをリモート操作している様子(出所:NTTデータ)写真1●Splashtopを使ってスマートデバイスからWindowsをリモート操作している様子(出所:NTTデータ)
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 スマートデバイス向け仮想デスクトップでは、Windows画面をリモート操作するソフトとして、米Splashtop(日本法人はスプラッシュトップ)のSplashtopを使う。Splashtopの特徴は、iOS、Android、Windows、Macなど様々なOS環境からWindowsをリモート操作できることである。モバイル回線の利用を想定し、狭い帯域でもフレームレート(1秒当たりのフレーム数)が落ちにくい工夫も施している。

 今回NTTデータは、GPU搭載VDIサービスの提供開始に合わせて、VDIソフトの選択肢にVMware Horizonを追加した。従来は、Microsoft Remote Desktop、Citrix XenDesktop/XenAppを提供してきた。今回、ユーザーの声を受けて、需要が大きかったVMware Horizonを選べるようにした。

 これに伴い、仮想化方式2種類(仮想マシン型、サーバー共有型)、接続方式3種類(Windows RDP、Citrix HDX、VMware PCoIP/VMware Blast Extreme)、提供形態3種類(オンプレミス、クラウド、ハイブリッド)、提供タイプ7種類(仮想マシン型×3、GPU搭載仮想マシン型×3、サーバー共有型×1)を提供可能になった。業務特性に応じて、最適なVDIを提案できるとしている。

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