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デロイト トーマツ、RPAの次を標榜するR&CAサービスを開始、必要なデータを補完

2018年4月16日(月)IT Leaders編集部

デロイト トーマツ コンサルティングは2018年4月13日、業務を自動化するR&CA(Robotics & Cognitive Automation)サービスを、同日付けで提供開始すると発表した。同サービスの提案、企画構想、業務コンサルティング、PoC(概念実証)、本格導入、運用・保守までをトータルで提供する。

 デロイト トーマツ コンサルティングのR&CA(Robotics & Cognitive Automation)は、業務を自動化するサービスである。RPA(ロボットによる業務自動化)の次のステージとして位置付けられる、としている。

 RPAは、表計算ソフトやERP、メールソフトなど、複数のアプリケーションをまたがって処理する「業務プロセス」を、人に代わって自動化するものである。ルールに基付いて定型的な作業を繰り返すタイプの業務の自動化に適する。

 ただし、RPAには弱点がある。ルールから外れたデータを入力したり、必要な情報を入力していない場合には、これらを補うために人手の作業が発生してしまう。

 一方で、R&CAは、認識技術や自然言語解析技術、学習機能などによって、曖昧な情報や不足している情報、データ化していない情報を補う。これにより、RPAよりも高度に業務を自動化できるとしている。

 デロイト トーマツ コンサルティングが今回提供開始するサービスは、NTTコミュニケーションズが開発した、自然な日本語の対話ができるAIエンジン「COTOHA」を活用する。日本語の対話に応えるだけで、必要なデータを入力できる。不足している情報があれば、COTOHAが自動的に質問する。

 所定の様式に合わせてデータを打ち込んで、これをシステムに投入して読み込ませる、といったプロセスが不要になる。COTOHAがチャットなどの対話のなかから必要な情報を読み取って、システムへの投入まで一気通貫で行う。

 別途音声認識/音声合成のシステムと連携すれば、COTOHAとの会話だけですべてのプロセスを完結することも可能である。

 なお、COTOHAは、30万語におよぶ日本語データベースや多量の文型サンプルに照らして係り受け構造の意味を理解する述語項構造解析技術、膨大な文例に基づいた類似度判定技術などを結集することで、高精度の日本語理解を可能にするAI技術である。

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