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RPAロボットにも健康診断を―SHIFTとRPAテクノロジーズがサービスを共同開発

2018年5月16日(水)杉田 悟(IT Leaders編集部)

がむしゃらに働いているロボットは適材適所か?健康状態は?―働き方改革や生産性向上の一環でRPAを導入する企業は、増加の一途をたどっている。すでにRPA導入を終えている企業も多いかと思うが、ロボットが止まりがち、思うような成果が上がらないなど徐々に課題も見え始めている。ソフトウェアの品質保証・テストを行うSHIFTとRPAテクノロジーズは2018年5月14日、そのような課題を解決するためのサービス「ROBOPIT!」の提供を開始した。

 残業時間を気にせず、夜なべで働いてくれるRPAは、現場にとっては実に頼もしい存在だ。しかし、人と違って自ら不調を訴えることのないソフトウェアロボット、夜中の無人のオフィスで不意に不具合に襲われたとしたら。朝出社して、やっておくべき処理が何も行われていなかったら大変なことになる。あるいは、世間の評判を信じてRPAを導入してみたものの、目先の生産性は向上したように見えるが、総じて評価してみたところ大した成果につながっていなかったなんてことも。

 そのような、RPAにまつわる課題、問題点を解決するためにSHIFTとRPAテクノロジーズが共同開発したのが、RPA診断改修サービス「ROBOPIT!」だ。SHIFTが持つソフトウェアの品質保証・テストノウハウとRPAテクノロジーズの導入・運用ノウハウを組み合わせたものとなっている。

 サービスは「診断サービス」「改修・開発支援サービス」「メンテナンスサービス」の3種類。

 診断サービスは、いわばロボットの健康診断。具合の悪そうなロボットの不調を、開発ドキュメント、ロボットファイルの調査により診断、トラブルを予測する。診断は開発プロセス、パフォーマンス、事故リスク、業務運用リスク、保守メンテナンスリスクの5項目について、それぞれ5段階評価と得点を付け、総合的な得点、判定、偏差値をレーターチャートとともに算出する。新規のロボットに対しては、テストサービスも実施する。

(写真)診断サービスの結果は5つの項目で表示される。健康診断のようにどこが悪いかひと目でわかる
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 この診断結果に基づいてロボットの改修を支援するのが、次の改修・診断サービス。投資に見合った成果を得られるように改修するのが目的で、RPA開発のルール化、継続的運用を見据えたドキュメンテーションの設定、ロボットファイルの改修など、多岐にわたるという。

 RPAは急速に普及が進んでいるため、圧倒的にエンジニアが不足している。RPAテクノロジーズのリソースを活かして、ロボット開発や3つ目のメンテナンスサービスも含めた人的サポートも施していけるのがROBOPIT!の強みといえる。

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