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SANストレージ「HPE Nimble Storage」がラインアップ一新、将来はNVMe/SCMを搭載

2018年5月22日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本ヒューレット・パッカードは2018年5月22日、独自のキャッシュ技術で高速化を図ったSANストレージ「HPE Nimble Storage」のラインアップを一新したと発表した。オールフラッシュ構成のミッドレンジモデルは、旧モデル比で価格性能比が3倍に向上した。発表会ではさらに、今後の製品強化点として、NVMeとSCM(ストレージクラスメモリー)を使えるようにする展望を示した。

写真1●HPE Nimble Storageの外観写真1●HPE Nimble Storageの外観
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 HPE Nimble Storageは、2017年11月に買収した米Nimble Storageのストレージである。最大の特徴は、NVRAM(不揮発性メモリー)のNVDIMMをライト(書き込みキャッシュ)として利用して高速化を図っていることである。ライトキャッシュに貯めたデータを適切な大きさで、ハードディスク(HDD)やSSDに書き込む。

 ハイブリッドモデルでは、まとまった大きさのデータを書き込むことによって、ハードディスクへの書き込みを、シーケンシャル(連続的な)書き込みにする。これにより、書き込み速度が高まる。オールフラッシュモデルでは、SSDがデータを消去する際のブロックサイズごとにSSDに書き込む。これにより、書き込み速度が高まるとともに、SSDの寿命が延びる。

 今回、ラインアップを一新した。新モデルは、オールフラッシュ構成の「AFシリーズ」(全5モデル)と、ハイブリッド構成の「HFシリーズ」(全5モデル)で構成する。オールフラッシュモデルのミッドレンジモデル(「AF40」と「AF60」)は、従来のミッドレンジモデル比で価格あたりの性能が最大で3倍に向上したとしている。

 価格(税別)は、オールフラッシュのエントリーモデル「AF20Q」が物理容量6Tバイトの最小構成で849万2700円、ハイブリッドモデルのエントリーモデル「HF20H」が物理容量11Tバイトの最小構成で672万5400円。

写真2●米Hewlett-Packerd EnterpriseでハイブリッドIT事業統括 HPE Nimble事業部 プロダクトマネージメント シニアディレクターを務める、Ashish Prakash氏写真2●米Hewlett-Packerd EnterpriseでハイブリッドIT事業統括 HPE Nimble事業部 プロダクトマネージメント シニアディレクターを務める、Ashish Prakash氏
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 日本ヒューレット・パッカードでは、HPE Nimble Storageのこのほかの特徴として、重複排除後の有効容量が多いことをアピールしている。「データ削減率だけ見てもデータ削減後の有効容量は分からない。メタデータなどのオーバーヘッドが大きいと、データを書き込める実効容量が少なくなるからだ」(米Hewlett-Packerd EnterpriseでハイブリッドIT事業統括 HPE Nimble事業部 プロダクトマネージメント シニアディレクターを務める、Ashish Prakash氏)。HPE Nimble Storageは、物理容量に対して有効容量が大きいとしている。

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