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故障予知に特化したビッグデータ分析ソフト、ISIDが製造業向けに提供

2018年5月24日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

電通国際情報サービス(ISID)は2018年5月24日、国内の製造業に向けて、故障予知に特化したビッグデータ分析ソフト群「PDX(ピーディーエックス)」を発表した。第1弾として、分析ロジック作成ソフト「PDX SANDBOX」を、2018年6月から販売する。PDX SANDBOXの価格(税別)は、売り切りの場合は300万円、レンタルの場合は年額120万円。開発会社は、米Predictronics。

 電通国際情報サービス(ISID)の「PDX」は、製造業における機械の故障をデータ分析によって予知するためのソフトウェア製品群である。故障予知の分析に必要な、データ収集から分析、可視化の一連の仕組みを、ノンプログラミングで実装できるとしている。

画面1:PDX SANDBOXの画面イメージ(出典:電通国際情報サービス)画面1:PDX SANDBOXの画面イメージ(出典:電通国際情報サービス)
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 複数のソフトウェアで構成する。「PDX DAQ」は、製品や設備の稼働データを収集するソフトである。「PDX SANDBOX」は、企業ごとの製品種別やニーズに応じて分析ロジックを作成するソフトである。「PDX DEPLOY」は、分析結果をWeb画面で可視化するソフトである。

 第1弾として提供するPDX SANDBOXの主な特徴は以下の通り。

 複雑な分析システムをノンプログラミングで構築できる。稼働データを取り込む際の前処理や、分析のためのパラメータ設定など、これまでは専門的なプログラミングの知識を要していた分析システムの構築を、すべてノンプログラミングで実施できる。

 豊富な知見を実装した分析モジュール群を提供する。手順に沿ってパラメータ設定を行うだけで、高度な分析アルゴリズムを実行できるとしている。実行結果はをすぐに可視化できるので、設定したパラメータの妥当性を確認しながら調整を加えていける。

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