日立情報通信エンジニアリングは2018年6月26日、企業の出納業務における非定型の請求書をAIを活用してOCR(光学文字認識)でデータ化するソフト「AI活用帳票入力ソフトウェア」を発表した。2018年7月2日から販売する。本技術を取り入れたRPA(ロボットによる業務自動化)システムを日立グループの出納業務に試験的に運用した結果、帳票の70%を自動で処理できたという。
AI活用帳票入力ソフトウェアは、非定型の請求書をOCRで読み取ってデータ入力を自動化するためのソフトである。紙や画像の請求書から「会社名」や「請求金額」などを自動で認識してデータ化する。さらに、認識した文字の確信度(確からしさ)を数値化し、確信度の高いものは、申請データとの照合まで自動化する。
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AIを活用したことによって、請求書の様式(項目や位置)が異なっていても、様式を事前に登録することなく利用できる。導入初期は確信度が低くて人手で確認・修正を行うことが多くても、学習を重ねることで確信度が向上し、人手作業が減るとしている。
試験運用の実績として、AI活用帳票入力ソフトウェアを取り入れたRPAシステムを日立グループの出納業務に試験的に運用した結果、帳票の70%を自動で処理できたとしている。
AI活用帳票入力ソフトウェアの価格(税別)は、年間契約の場合、年間に読み取る帳票が6万枚あたり年額120万円。月間契約の場合、月間に読み取る帳票が5000枚あたり月額60万円。試用ライセンス(1カ月限定)は、帳票1000枚までで月額19万8000円。
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