[市場動向]

アマノ、タイムビジネスを分割した新会社「アマノセキュアジャパン」を設立

2018年7月2日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アマノは2018年7月2日、時刻配信・監査サービス事業およびタイムスタンプサービス事業を営む連結子会社「アマノセキュアジャパン」(ASJ)を同日付けで設立すると発表した。現在事業の一部として同事業を手がけているアマノビジネスソリューションズ(ABS)から同事業を分割し、同事業に特化した新会社に移管する。意思決定の迅速化や、組織の自立性・独立性を高めることが目的である。

 アマノグループではこれまで、人事労務クラウドサービスを提供する連結子会社「アマノビジネスソリューションズ」(ABS)が、タイムビジネス(時刻配信・監査サービス事業およびタイムスタンプサービス事業)を提供してきた。アマノビジネスソリューションズは、2003年に設立した「アマノタイムビジネス」(ATB)を2010年に吸収合併することで、事業の一部としてタイムビジネスを提供してきた。

 今回アマノグループは、アマノビジネスソリューションズからタイムビジネスを分割し、新たに新会社とすることにした。狙いは、タイムビジネスを拡大・成長させること、当該事業部門の意思決定の迅速化、組織の自立性・独立性を高めることなどである。背景について同社は、日本国内だけでなく、海外においてもタイムビジネスの需要が増えていることを挙げる。

 今後は、新会社のアマノセキュアジャパンとともに、拡大が期待できる知的財産保護や税務関係書類の電子化の分野に対して、タイムスタンプサービスを積極的に展開する。さらに、情報化社会に求められるセキュリティ分野の様々な需要や課題解決にも取り組んでいくとしている。

新会社「アマノセキュアジャパン」の概要
商号 アマノセキュアジャパン株式会社
所在地 横浜市港北区菊名7丁目3番24号 アマノギャラクシービル
代表者の役職・氏名 代表取締役社長 森口 亜紀
事業内容 時刻配信・監査サービス事業、および、タイムスタンプサービス事業
資本金 2億円
設立年月日 2018年7月2日
大株主および持株比率 アマノ株式会社 100%
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