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SBI生命保険、契約者情報DBを「Oracle Database Appliance」に刷新し耐障害性を強化

2018年7月26日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TISは2018年7月26日、SBI生命保険が、保険業務で利用するデータベース基盤を「Oracle Database Appliance」に刷新したと発表した。2017年12月から本番稼働している。TISは、設計・開発と運用手順書の作成を担当した。

 SBI生命保険は今回、契約者情報を参照するためのデータベースを刷新した。このデータベースは、保険契約の引受け、支払い、オンライン見積り、コールセンターの応対など、SBI生命のあらゆる業務で利用するものである。

図1:Oracle Database Applianceを活用した新データベース基盤の構成(出典:TIS)図1:Oracle Database Applianceを活用した新データベース基盤の構成(出典:TIS)
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 従来のデータベースは、汎用的な物理サーバー機とOracle Database 11gの組み合わせで構築していた。サーバーの冗長化やDR(災害復旧)サイトの設置などの対策を施していたが、予備サーバーに切り替える遠隔操作の手順に標準のドキュメントが無かったほか、切り替えにも30分から1時間程度かかるなど業務に影響がおよぶリスクが高く、耐障害性に不安要素があった。

 今回の刷新では、耐障害性を強化した。ストレージ一体型のOracle Database Applianceを採用することによって、障害発生のポイントを減らし、導入後の運用保守の負荷も抑えた。刷新後のデータベース基盤では、トラブル発生時に瞬時に別系統のデータベースに自動で切り替わるようにした。

 処理性能も向上した。例えば、以前は2~3時間かかっていた夜間バッチ処理が、45分程で終わるようになった。

 TISは、Oracle Database Applianceを採用した新データベース環境の設計・開発と、20種を超える運用手順書の作成を担当した。また、稼働後のソフトウェア/ハードウェア両面の課題を解決するカスタム保守サポートも提供している。

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