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慶応義塾大学医学部と富士通、AIで診療を支援する技術を開発、入院の要否を分類

2018年8月1日(水)IT Leaders編集部

慶応義塾大学医学部と富士通は2018年7月31日、AIを使って診療を支援する技術を開発したと発表した。放射線科医が読影した画像検査報告書に自然言語処理と機械学習を適用することによって、入院などの要否を分類する学習済みモデルを開発した。

 慶応義塾大学メディカルAIセンターにおいて、2018年1月から3つの研究テーマを掲げ、臨床データのAI活用に向けた研究を実施している。慶応義塾大学病院で取り扱う診療記録、検体検査、画像検査、画像検査報告書などの様々な臨床データに対し、富士通のAI技術を適用する。

 医師の所見などの文章形式のデータ(テキストデータ)に自然言語処理による前処理を施したうえで機械学習を適用し、入院や手術、他科への依頼などの対応が必要な症例を分類する(図1)。

図1:診療支援に適用したAI技術について(出典:富士通)

 今回、放射線科医が読影した画像検査報告書に自然言語処理と機械学習を適用し、入院などの要否を分類する学習済みモデルを開発した。高い精度で入院依頼の必要な症例を分類できたという。

 同研究を応用することで、検査結果や検査報告書が出た時点で優先度をAIが推測し、担当医に通知する診療支援が可能になる。また、対処を要する状態の患者に適切な対処が行われていないことを検出できる。

 今後は、さらに機械学習の精度を高め、医療現場での実用化に向けて検証を行っていく。同時に、学習済モデルのAPI化を進めることで、電子カルテシステムとの連携を図る。

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