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IIJ、数百万規模のアドレスを収容できる大規模メールアウトソーシングを提供

2018年8月2日(木)IT Leaders編集部

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2018年8月1日、ISP・CATV事業者などコンシューマーにメールサービスを提供する大規模事業者向けに、メールシステムのアウトソーシングサービス「IIJ xSPプラットフォームサービス/Mail」の提供を、2018年12月より開始すると発表した。価格は、初期費用・月額費用ともにアカウント数/メール容量などに応じた個別見積り。

 IIJ xSPプラットフォームサービス/Mailでは、コンシューマー向けメールシステムの構築から運用までをクラウドサービスとして提供する。大規模な会員を有するサービス事業者は、自社で設備を構築・所有することは不要で、メールシステムをすべてアウトソースすることができ、運用負荷の軽減とコストの削減を図れる。数百万を超える規模のアカウントも収容可能なシステム構成、高い可用性と充実したセキュリティ機能を備えており、信頼性に優れたメールシステムを提供する。

 具体的には、数百万~数千万アカウントのメール運用にも対応可能なシステム基盤を提供する。既存システムのユーザーインタフェースを踏襲したり、独自認証IDに対応するなど、ユーザーのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズでき、事業者ごとのサービススペックに適したシステムづくりを可能にする。さらに、既存のメールシステムからの移行には、専用ツール群・支援体制を用意しており、シームレスな移行が可能だ。

 サービス設備は、東日本・西日本にあるIIJのデータセンターに冗長化されており、DR(ディザスターリカバリー)対策に対応する。さらに、専任エンジニアによる24時間365日の運用体制をとる。

 クラウドサービスであるため、ユーザーは自社で設備を所有せずに、必要な分だけ利用できる。専門性が必要となるメールシステム運用をアウトソースすることで、運用負荷を軽減できる。利用料金はアカウント数に応じた課金で、アクティブユーザー/非アクティブユーザーを考慮した課金体系(非アクティブはアクティブより安価な設定)を採用した。

 なお、Webメール/メールボックスのベースとして、Synacorのソフトウェア「Zimbra」を活用している。今後は、利用可能なソフトウェアのラインアップを増やしていく予定である。

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