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ウォッチガード、UTM新版にCylanceの機械学習マルウェア検知エンジンを搭載

2018年8月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは2018年8月8日、UTM(統合脅威管理)機器「Firebox」シリーズのOS新版「Fireware OSバージョン12.2」を発表した。新版では、未知のマルウェアを検知できるように、機械学習を用いた新たなウイルス対策機能を追加した。開発会社は、米WatchGuard Technologies。

 UTMのOS新版で、未知のマルウェアを検知できるように、機械学習を用いた新たなウイルス対策機能を追加した。米Cylanceのマルウェア検知エンジンを採用している。対象のファイルがマルウェアの特徴を備えるかどうかを、アルゴリズム(計算式)で判定する仕組みである。アルゴリズムでマルウェアを判定することから、シグネチャの更新が不要であるほか、未知のマルウェアも検知できる。

写真1:Firebox M270の外観写真1:Firebox M270の外観
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 OS新版と時期を同じくして、UTM機器の新モデルで、60ユーザー程度の中堅中小企業に向けた「Firebox M270」を発表した。既存モデルであるFirebox M200の後継モデルとして提供する。

 Firebox M270は、ラックマウント型の「Firebox M」シリーズの中では最もエントリーに位置するモデルである(より下位に、小型ボックス型の「Firebox T」シリーズがある)。特徴は、すべてのセキュリティ機能を有効にしても高速に通信できるようにスループット性能に注力したこと。「他社製品よりも性能が高い」(同社)ことをアピールする。

 Firebox M270のファイアウォールスループットは最大8Gビット/秒で、すべてのUTMサービスを有効にした場合(データを暗号化はしない)でも最大1.2Gビット/秒になるという。ハードウェアのスペックは、CPUが4コアのAtomプロセッサ、メモリーは4Gバイト、ネットワークポートは8個のギガビットEthernetポートを搭載した。

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