クリックテック・ジャパンは2018年8月20日、アドホックBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「QlikView」の年間保守費用を30%上乗せすることによって、より簡単なBIソフト「Qlik Sense」も使えるようになるライセンスを発表した。QlikViewを使っているユーザーが、より安価にQlik Senseを併用できるようになる。2018年9月1日から提供する。
前提となるQlikViewは、非定型でアドホックな分析に向いた、データ探索型のBIソフトである。一般的なBIソフトが分析軸の設計に重点を置くのに対し、QlikViewでは、生の詳細データをそのまま取り込んで正規化し、インメモリーで高速に検索/分析する。生データに対して直観的な思考でデータを検索する(表やグラフをクリックする)というやり方で、データに潜む業務上の課題を発見する。
拡大画像表示
もう一つのQlik Senseは、QlikViewよりも簡単に使えるようにしたBIソフトである。分析するデータの設定を含めて、業務部門のエンドユーザーがセルフサービス型で利用できる。ソフトウェアの住み分けとしては、QlikViewは、高度な分析を行うマーケティング担当者に向く。Qlik Senseは、現場の担当者に向く。
今回、QlikViewユーザー向けのライセンスを拡張し、より安価にQlik Senseを併用できるようにした。具体的には、QlikViewの年間保守費用(QlikViewの永久ライセンスの販売価格の20%に相当)を30%上乗せすることによって、別途Qlik Senseを購入することなくQlik Senseを併用できるようになる。
どちらかと言えばマーケティング担当者などに向いたQlikViewに、業務現場の担当者に向いたQlik Senseを容易に追加できることから、データ分析の活用場面を拡大できるとしている。データ分析を組織全体に拡張することで、社員のデータリテラシーが向上する。現在、QlikViewを利用している企業は3万社以上という。
QlikViewとQlik Senseそれぞれの価格(税別)は、販売代理店の1社であるアシストの場合に、最小構成(5ユーザー)でQlikViewが250万2000円、QlikSenseが124万8750円。
-
-
-
-
Gemini搭載でGoogle CloudのAIプラットフォーム「Vertex AI」が大幅アップデート。企業の生成AI活用に不可欠なデータマネジメントとは
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
大型化、狭額縁化だけじゃないモニターの進化! “機能”と“信頼性”を両輪に差別化を推し進めるレノボの「ThinkVision」
-
WalkMeが2023年のデジタルアダプションアワードを発表。「えきねっと」におけるUX向上事例など、ユーザー間でノウハウを共有するイベントを開催
-
-
Lenovo Tech World Japan 2023 特別対談「レノボ×マイクロソフト」が語る生成AI活用の“現在地”と“近未来”
-
-
-
あらゆるユーザーにAI活用を!「Lenovo Tech World Japan」で提示される企業コンピューティングの近未来像とは?
-
-
-
-
-
-
-