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伊藤忠商事、全社データ分析基盤をクラウドに構築、SAP S/4HANAも導入

2018年8月27日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

伊藤忠商事は、2001年度から稼働していた基幹システムの全面的な刷新の第1弾として、ビジネスデータの分析を支援する「次世代全社統合データ基盤(Data Lake)」を構築した。システム基盤となるクラウドサービスを提供する伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が2018年8月27日に発表した。

 伊藤忠商事が構築した次世代全社統合データ基盤では、会計データに加えて、営業取引に関わるすべてのデータを統合する。これを利用した将来予測などを通じて、付加価値の高いレポートやビジネスデータを提供する。データ分析と活用支援を専門に行う組織「BICC(Business Intelligence Competency Center)」も同時に立ち上げ、現場部署によるデータ活用を支援する。

 次世代全社統合データ基盤を含む基幹システムの基盤には、CTCが提供する基幹系特化型クラウドサービス「CUVICmc2」を採用した。これにより、システム開発やテストなどのスピードアップを図った。ERP(統合基幹業務)ソフトには、独SAPのERP「SAP S/4HANA」を採用した。データベースのインメモリー技術によってデータ処理速度を高めている。

 引き続き、2020年度にかけて、業務の効率化・高度化を支援する機能を拡充していくとしている。例えば、販売情報や決算情報のリアルタイム処理による経営判断の迅速化・高度化、連結与信管理の高度化、外貨資金調達の多様化、AIを活用した入出金処理の効率化、などを実現する。

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