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IIJ、クラウド型メールサーバーに添付ファイルのマクロを除去する機能を追加

2018年9月6日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2018年9月6日、クラウド型の統合メールセキュリティサービス「IIJセキュアMXサービス」の機能を拡充したと発表した。添付ファイルが含むマクロを検知して除去できる「マクロ除去フィルタ」を追加した。2018年9月8日から提供する。

 IIJセキュアMXサービスは、ユーザー企業あてのメールの出入り口となるメール中継サーバーをクラウド型で提供するサービスである。特徴は、ウイルス対策や迷惑メール対策など、受信メールに含まれるセキュリティ上の脅威に対策するセキュリティ機能群に注力していることである。

画面1:マクロ除去フィルタの設定画面(出典:インターネットイニシアティブ)画面1:マクロ除去フィルタの設定画面(出典:インターネットイニシアティブ)
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 同サービスはこれまでも、ウイルス対策や迷惑メール対策をはじめとする各種のフィルタリング機能を提供してきた(表1)。今回新たに、添付ファイルが含むマクロを除去したり、マクロを含んだ添付ファイル自体を削除したり、件名に注意喚起のタグを付けたりできる機能として、マクロ除去フィルタを追加した。

 対象となるファイルは、Office文書(Word/Excel/PowerPoint)、一太郎、PDF。

表1:提供フィルタ一覧
ウイルスフィルタ ウイルス判定エンジンによりウイルスが検知されたメールに対し、処理を設定できる
迷惑メールフィルタ 迷惑メール判定エンジンにより迷惑メールと判定されたメールに対し、処理を設定できる
アドレスフィルタ 管理者が、特定の差出人メールアドレスから届いたメール、または特定の宛先メールアドレスに送信されたメールに対し、処理を設定できる
ユーザフィルタ ユーザーが、特定の差出人メールアドレスから届いたメールに対し、処理を設定できる
IPアドレスフィルタ 特定のIPアドレスから送信されたメールに対し、処理を設定できる
添付ファイルフィルタ ファイルが添付されたメールに対する処理を、添付ファイルのファイルタイプやファイル名を条件として設定できる
キーワードフィルタ メールのヘッダーまたは本文に含まれるキーワードにもとづいて、メールに対する処理を設定できる
サイズフィルタ メール全体のサイズが指定値以上のメールに対し、処理を設定できる
送信ドメイン認証フィルタ 送信ドメイン認証に成功・失敗したメールに対し、処理を設定できる
DMARCチェックフィルタ DMARC認証に失敗したメールに対し、処理を設定できる
バックスキャッターフィルタ 差出人詐称により発生したエラーメールを破棄できる
マクロ除去フィルタ(新規追加) マクロを含むファイルが添付されたメールに対し、処理を設定できる
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