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RPAテクノロジーズがクラウドRPAにAI-OCRオプション、手書き帳票からのデータ入力を自動化

2018年9月6日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

RPAテクノロジーズは2018年9月6日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトをクラウド型で提供する「BizRobo! DX Cloud」のオプション機能として、手書き文字を認識できるOCR(光学文字認識)機能「Tegakiオプション」を追加した。

 前提となるBizRobo! DX Cloudは、RPAソフト「BasicRobo!」をSaaS型クラウドサービスの形態で提供するサービスである。ユーザーは、BasicRobo!のサーバーを自前で設置することなく、クラウド上のWebブラウザやオンプレミスのデスクトップアプリケーションをRPAで自動操作できる。

図1:手書き文字をOCR処理した例(出典:RPAテクノロジーズ)図1:手書き文字をOCR処理した例(出典:RPAテクノロジーズ)
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 今回追加したTakagiオプションを使うと、手書き文字をOCRで読み込んでテキストデータ化できる。コージェントラボが開発した手書き文字対応のOCR技術「Tegaki」を、RPAソフトのBasicRobo!と連携させることができる。これにより、紙を使ったデータの入力、変更や集計、加工、といった書類業務をRPAロボットに委任できる。

 従来は、手書き文字を含んだ申込書やアンケートなどを処理したい場合、手書き文字を読めるOCRソフトを購入する必要があった。読み取り精度にも課題があった。今回のTegakiオプションは、PDFやTIFFなどの画像データから手書き文字を識字率99.22%で自動認識するとしている。

 使い方の流れは以下の通り。まず、指定したフォルダに保存してある手書き帳票ファイル(PDF)を読み込んで、画像形式をJPG/PNGに変換する。次に、ユーザーIDとJPG/PNGファイルをキーにTakagiのAPIサービスを呼び出す。TakagiのAPIサービスは、ファイルを受け付けて問い合わせキーを発行する。問い合わせキーでTakagiに問い合わせ、変換後のテキストデータを受け取る。

図2:RPAソフトとOCRサービスを連携させる(出典:RPAテクノロジーズ)図2:RPAソフトとOCRサービスを連携させる(出典:RPAテクノロジーズ)
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 Takagiオプションの価格(税別)は、初期費用が5万円、利用料は1項目あたり1円で、最小チャージ料金は月額2万円(2万項目)。

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