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東京都葛飾区、源泉徴収精算にRPAを導入、検証では年間444人日の作業工数を削減

2018年9月27日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

東京都葛飾区は、外部スタッフに報酬を支払う際の源泉徴収の精算処理業務にRPA(ロボットによる業務自動化)ソフトを導入する。2017年にはテスト環境で検証を実施し、年間444人日の作業工数を削減した。今回、本番環境を対象にRPAシステムを構築する。システムを受注したみずほ情報総研が2018年9月27日に発表した。

 東京都葛飾区では、外部スタッフなどに報酬を支払う際の源泉徴収の精算処理業務にRPAを導入する。2017年には、テスト環境において、源泉徴収精算処理業務にRPAを適用し、効果を検証した。この結果、年間444人日の作業工数を削減できた。職員の労働時間を削減できたほか、事務ミスが減ったことで事務の品質が向上した。

 RPAによるコスト削減の効果が見込めることから今回、本番環境においてRPAを導入することにした。2019年1月までの5カ月間で、作業計画、設計、RPAロボットの構築、テスト、本番稼働のフォロー、RPA規則案の作成などを実施する。RPAソフトは、テスト環境に引き続き、ハミングヘッズの「AI Humming Heads」(AIHH)を利用する。

 システムを受注したみずほ情報総研は今後、地方自治体に向けて、RPAの導入支援サービスの提供に注力する。サービスの提供にあたっては、地方自治体業務の経験者を配置し、業務内容に沿ったRPA適用業務の選定、効果検証、導入計画の策定、規則の整備などのコンサルティングから、RPAの開発、運用保守までを包括的に支援するとしている。

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