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日立、健診データや診療報酬明細から入院リスクを予測するソフトを開発

2018年10月3日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立製作所は2018年10月3日、健康診断データやレセプトデータ(診療報酬の明細書)といった医療ビッグデータを活用し、生活習慣病に起因する将来の入院リスクをAIで予測するシミュレーションサービス「Risk Simulator for Insurance」を発表、同日販売を開始した。2018年10月19日から提供する。価格は個別見積もり。

 Risk Simulator for Insuranceは、健診データやレセプトデータをもとに、将来の生活習慣病に関わる入院リスクを予測できる製品である。第1弾として、糖尿病、脳血管疾患をはじめとした8つの疾病について、入院の可能性と、その日数を予測できるようにした。

図1:Risk Simulator for Insuranceの概要(出典:日立製作所)図1:Risk Simulator for Insuranceの概要(出典:日立製作所)
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 健康診断の検査数値や、生活習慣・服薬に関する問診項目、一般的な生命保険の加入時に必要な過去の既往症に関する告知事項など、200を超える要因を組み合わせて分析する。これらのデータだけで結果を算出できるため、データ購入費、分析委託費、環境準備といった投資を抑えることができる。

 健康を阻害する複数の要因の相互影響を考慮した予測ができる。生命保険会社における保険引き受け基準の妥当性の検証や、多様な商品開発の検討に適用できる。健康保険組合における保健指導や、健康増進産業による疾病予防サービスの創出といった、さまざまなヘルスケア関連産業で幅広く利用できる。

 今後、対象疾病の拡大や、手術や医療費予測といったシミュレーション範囲の拡充など機能強化も視野に入れる。

 日立製作所は、2014年に、日立健康保険組合が保有する約11万人の健診やレセプトデータをもとに医療費予測技術を開発し、組合員の健康改善や医療費抑制に向けた保健指導に活用してきた。

 2016年からは、第一生命保険と共同研究を開始し、第一生命が蓄積してきた約1000万人の医療ビッグデータをもとに「生活習慣病に起因する入院の可能性とその日数」を予測する定量評価モデルを開発した。本モデルをもとに保険加入範囲の拡大を実現するなど、医療ビッグデータ分析の生命保険分野への適用を推進している。

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