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地銀大手ふくおかFG、アジャイル開発とDevOpsに舵―レッドハットの教育サービスとPaaSを導入

2018年10月5日(金)田口 潤(IT Leaders編集部)

地方銀行大手のふくおかフィナンシャルグループ(FFG)が、アジャイル開発に開発に取り組み、最新のPaaSを導入した。この記事(https://it.impressbm.co.jp/articles/-/14539)にあるように、海外の金融機関では常識になりつつあるが、日本ではおそらく初めて。どんな狙いでFFGは動いたのか。

 九州を地盤とする地銀大手/総合金融グループのふくおかフィナンシャルグループ(FFG)。先進的なITへの取り組みで知られるFFGが、サービス開発の内製化に向け、アジャイル開発手法の習得と実践、およびDevOpsを実現するPaaS(Platform as a Service)に取り組んでいることが明らかになった。

 本誌で既報のとおり(関連記事:実践して初めてわかるコンテナの価値と導入難度―ぐるなびのプロジェクト詳細)、ぐるなびのようなネット系企業がPaaSに取り組むのはよく聞くが、保守的でSIベンダーへの依存傾向が強いとされる地方銀行がアジャイル開発やPaaSに取り組むのはまだ珍しい。それだけ危機感が高まっていることの表れと言える。

 FFGは2017年10月、デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた専門組織「デジタル戦略部」を社内に設置し、新商品やサービス開発に取り組んでいる。そんな中で斬新なサービスを実現するにはアイデアや企画力も大事だが、それ以上にサービスをソフトウェアとして実装する力を備えることが先決と判断し、アジャイル開発ができる人材(チーム)を社内に育成することにした。

 「アイデアを実現しようとする時、コストやスピードが壁になることが多い。自前で開発力を持てばその壁を低くできる」(FFGデジタル戦略部 部長の河崎幸徳氏)。

 教育には、以前からつきあいや信頼関係があったオープンソースソフトウェア最大手であるレッドハット日本法人の教育コンサルティングである「Red Hat Open Innovation Labs(OIL)」を採用。FFG本社内に設けた専用ルームに、レッドハットから3人のコンサルタントやエンジニアが常駐し、FFGの9人のチームと共に実アプリケーションを一緒に開発する形で、2018年4月からアジャイル開発に関する教育やスキルトランスファーを実施している。現在は教育を受けているのは1チームだけだが、近く3チームに増やす計画だ。

●次ページ:ふくおかフィナンシャルグループが推進するデジタル化の概要図を掲載

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ふくおかフィナンシャルグループ / PaaS / DevOps / OpenShift / CI/CD / Red Hat

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