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アビーム、AI-OCRとRPAで請求書処理業務を自動化するシステムを提供

2018年10月5日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アビームコンサルティングは2018年10月5日、AI-OCR(光学文字認識)とRPA(ロボットによる業務自動化)を用いて請求書処理業務を自動化するシステムを同日付けで提供開始した。販売目標として初年度20件を掲げる。

 アビームコンサルティングは2018年10月5日、AI-OCR(光学文字認識)とRPA(ロボットによる業務自動化)を用いて請求書処理業務を自動化するシステムを提供開始した。価格は、AI-OCRのライセンス費用とOCRの設定作業を含んで約300万円程度から。RPAと組み合わせる場合は、要件定義、開発、テストまで含めて、約500万円から(RPAライセンス費用は別途必要)。

 製品提供の背景について同社は、RPAの導入が進む一方で、請求書や注文書は紙の書類が多く存在し、これらの情報をインプットする業務の自動化は進んでいないことを挙げる。今回、RPAにOCRソフトを組み合わせ、紙帳票からのデータ登録を自動化する。RPAで、OCRソフトの起動、OCR処理の完了通知メールの送信、データの集計や加工、後続システムとのデータ照合・入力などを自動化する。

 OCRにはAI-OCRを採用し、非定型帳票も読み取れるようにした。ABBYYジャパンのAI-OCRソフト「ABBYY FlexiCapture」をもとに、ビームコンサルティングが独自に開発したものである。これに対して従来のOCRは、あらかじめ設定されたレイアウトに沿った読み取りしかできなかった。

 OCRの読み取り定義をあらかじめ設定することで、OCR導入時に求められてきたレイアウトごとの定義設定を不要とした。アビームコンサルティングによる検証では、約90%程度のレイアウトをカバーしたうえで、80%以上の精度で文字を認識できるという。OCRの読み取り定義は、日本企業800社の請求書データをもとにアビームコンサルティングが開発した。

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