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ふくおかフィナンシャルグループがRed Hat Open Innovation LabsとOpenShiftを採用

2018年10月17日(水)IT Leaders編集部

レッドハットは2018年10月16日、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)が、企業競争力を高めデジタル変革の実現に向けてレッドハットの「Red Hat Open Innovation Labs」を採用し、DevOpsによるアジャイル開発手法の習得と実践、システム開発の内製化に向けた取り組みを開始したと発表した。FFGではこの取り組みにより、働き方や企業文化を変革し、新たな開発手法を用いたスピード感のある開発体制を構築することで、新サービスの迅速な市場投入の実現を目指すという。

 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)は、福岡銀行と熊本銀行、親和銀行の3つの銀行で形成し、個人顧客数約570万人、法人取引先数約22万社を擁している。社内におけるデジタル変革の旗振り役として今回、「デジタル戦略部」を創設した。これまでアウトソースしていたシステム開発や運用を内製化し、アジャイル開発ができる人材を社内に育成して、新しい商品やサービスを市場に迅速に投入できる体制を確立することを目指している。

 デジタル戦略部約100名のうち、スクラムマスター、アプリケーション開発、インフラ担当を含む9名のメンバーを中心とした新たな開発チームを結成し、DevOpsによるアジャイル開発手法を学び、実践するために、「Red Hat Open Innovation Labs」への参画を開始した。

 アプリケーション開発・実行環境として「Red Hat OpenShift Container Platform」を採用、パブリッククラウド上に展開し活用している。Red Hat OpenShift Container Platformは、柔軟で、安全なKubernetesとコンテナベースのアプリケーション基盤を提供する。単一の基盤上で開発者とインフラ担当の結びつきを強固にし、ハイブリッドクラウドインフラストラクチャー間でアプリケーションの一貫した構築・デプロイ・管理を可能にして、より短い開発サイクルかつ高い効率で、アプリケーションを提供できるようにする。

 レッドハットは、新規ビジネスのアイデア創出から新商品の企画、サービスリリースから検証・改善といった一連のビジネスプロセス全体の改革を支援するほか、リーン開発に則ったビジネスプロセスの改善、アジャイル開発手法、クラウドおよびコンテナ技術を活用したシステム開発と運用、デジタル人材育成への取り組みもサポートしている。

 Red Hat Open Innovation Labsは、集中的な常駐形式の環境で、レッドハットのコンサルタント、エンジニア、対象分野の専門家と密接に連携し、顧客企業におけるビジネス課題をともに解決するサービスだ。標準的な常駐期間は4~12週間で、組織横断的な協業によるプロトタイピングプロジェクトを実践、チームはアジャイル開発やDevOps導入の方法論を学ぶ。

 専門家の派遣に加え、プロジェクトで利用可能なインフラおよび開発環境を合わせて提供することで、DevOpsやマイクロサービスを実現させたいが経験や人的資源が不足していたり、対応するインフラ環境をなかなか準備できないユーザー企業に対して、プロジェクトを支援する。さらに、レッドハットとの協業によりOpen Source Wayを体感することで、オープンな文化が企業の変革にもたらす価値を体得し、継続的な企業のデジタル変革を実現可能にする知識と経験を身につけられるとしている。

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ふくおかフィナンシャルグループ / アジャイル開発 / デザイン思考 / OpenShift / DevOps

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