リコーは2018年10月23日、構成の違う2つの文書の内容を比較し、文や段落を自動的に対応させて重複や差異を明確にできる技術「ディープアライメント」を開発したと発表した。
2社でかわす契約書について、双方が作成した内容を比較し、契約書内で同様の内容を述べている部分や過不足を一目瞭然にできる。
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語句の意味だけでなく、語句が属する文や段落の意味の近さも考慮することで、語句の出現順序に依存することなく、2つの文書間で文や段落を対応付ける。要素技術としてディープラーニングを活用した。
リコーの法務部門でPoC(概念検証)を行った結果、人手で約24時間を要する482条文の契約書の対応付けを1分で実行できた。また、従来のテキスト分類技術と比較した結果、2倍以上の対応付けの精度が得られた。
リコーは2017年にAI開発の専任組織「AI応用研究センター」を設立。製品へのAIの搭載や社内の業務改革への適用などに取り組んでいるとしている。
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