NRIセキュアテクノロジーズは2018年10月23日、業務サーバーへのネットワークアクセスを制御し、通信ログを記録するセキュリティソフト「SecureCube / Access Check」の新バージョン(5.0.0)を発表した。2018年12月上旬から販売する。新版では、特権IDの管理機能などを強化した。価格(税別)は初期導入費用が350万円から。
SecureCube / Access Checkは、業務サーバーへのネットワークアクセスを中継するプロキシ(代理アクセス)サーバーである。機能として、IPアドレス(送信元/あて先)やユーザーID/パスワードによるアクセス制御機能と、通信ログの取得機能を提供する。これにより、業務サーバーを安全に利用できるようになる。特権ID操作の記録や機密情報の漏洩防止など、内部統制の用途に適する。
今回の新版では、特権IDの管理機能を強化した。まず、パスワードの定期的な変更を含む「パスワード管理機能」を標準機能として内蔵した。従来は外部製品と連携することで実現していた機能である。
さらに、特権IDの利用申請から承認までのワークフロー機能を強化した。所定の書式とプロセスに基づいた手続きが容易になるとしている。また、記録しログは内部統制の証跡として利用できる。
アクセス制御機能も強化した。事前に設定した不正行動を検知した場合に、即時かつ自動的に通信を遮断できるようにした。
APIも公開した。外部システムからSecureCube / Access CheckのAPIを利用することで、SecureCube / Access Checkとデータ連携できる。従来はCSVファイルなどで実現していた外部システムとの連携が、より簡単になる。
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