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日立システムズ、経理業務をRPAで自動化するシナリオ、売上データの取込など6業務が対象

2018年11月5日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立システムズは2018年11月5日、経理業務をRPA(ロボットによる業務自動化)を活用して効率化する「経理自動運用シナリオ」を発表、同日提供を開始した。会計システム「SuperStream-NX 統合会計」を用いた定型的な経理業務をRPAで自動化する。すぐに利用できるようにRPAソフトを設定済みの状態で提供する。

 経理自動運用シナリオは、会計システム「SuperStream-NX 統合会計」を導入しているユーザー向けの製品であり、これまで手動で実施していた定型的な経理業務を、RPAで自動化する。サービス化前に実施した実証実験では、導入前と比較して作業時間が90%以上削減できた例があるという。

図1:「経理自動運用シナリオ」の業務フローの例(取引先別残高管理資料作成シナリオの例)(出典:日立システムズ)図1:「経理自動運用シナリオ」の業務フローの例(取引先別残高管理資料作成シナリオの例)(出典:日立システムズ)
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 会計システムに販売管理システムから売上データを取り込む業務や、取引先ごとに管理している前渡金の残高明細作成業務など、自動化によって効率化できると想定した6つの業務を対象に、会計システム「SuperStream-NX 統合会計」に関連する準備作業や後処理の工程も含めて自動化する。想定した業務内容をRPAツールを用いてあらかじめ作りこんであるため、簡単な調整をするだけですぐに利用を開始できる。

 財務経理部門向けのコンサルティングサービスを350社以上に提供した実績を持つグローウィン・パートナーズの公認会計士が、内部統制の観点も含めて作成した。単に自動化するだけでなく、「整合性」や「正確性」、「不正検知」などの内部統制の視点を考慮し、不正やミスを防ぐ仕組みを盛り込んだ。

 例えば、為替レート登録シナリオでは、登録した為替レートのログを管理する機能がある。また、前渡金の残高管理シナリオでは、前渡金の取崩結果が会計システムの残高と一致しているかを確認する仕組みを用意している。このように、内部統制で実務上考慮すべきポイントとなる「ログ管理」や「入力情報の正確性」などを管理できる。

 価格(税別)は、シナリオ利用料が3シナリオで年間60万円から。シナリオ追加などのカスタマイズ費用は個別見積り。別途、初期導入費用とRPAソフトの利用料(年額)が必要。販売目標は、2020年度末までに累計300社。

「経理自動運用シナリオ」の詳細
対象業務 業務概要 最大削減率
会計システムへの売上データ登録 販売管理システム等の売上データを加工のうえ、会計システムにインポートし、売上仕訳計上する業務 80%
会計システムからデータダウンロード 総勘定元帳や試算表などの帳票を期間指定し、用途に応じて会計システムからのダウンロードを実施する業務 90%
データからの経営会議、分析資料作成 経営会議資料に利用する、業績素推移分析などを行った結果を作表、グラフ化し、パワーポイントにて提供する業務 80%
取引先別残高管理資料作成 前渡金等の計上と取り崩し管理を行うとともに、会計システム上の取引先別残高との一致を検証する業務 90%
外貨レートマスターへの登録 外貨レートをWebサイトから日時で取得し、会計システムマスターへ登録する業務 70%
NX-CORE 仕訳並行稼働 SS-NX(新システム)とSS-CORE(旧システム)リプレース時の並行稼働時に、両システムに同じ仕訳を入力する業務 80%
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