[新製品・サービス]

富士通マーケティング、RPAの導入支援サービスを提供

2018年11月7日(水)IT Leaders編集部

富士通マーケティングは2018年11月6日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトの導入支援サービスを開始した。同社が業務自動化の社内実践で得たノウハウを、中堅企業の顧客向けにサービス化した。

 製品化にあたって富士通マーケティングは、自社の総務、経理、購買、営業など9部門で、業務自動化の検討からRPA導入を実践し、ノウハウを蓄積してきた。このノウハウを踏まえ、自動化に適した業務の考え方、RPA導入に向けた進め方、実際の検証ノウハウなどを総合的に提供する。

図1:RPAの導入支援サービスの概要(出典:富士通マーケティング)図1:RPAの導入支援サービスの概要(出典:富士通マーケティング)
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 サービスの対象となるRPAソフトは2つある。「FUJITSU Embedded System QualityPartner GENEST」と、「FUJITSU Software EntreQue V3」である。今後、対象とするRPAソフトを拡大していく。

 大きく、3つのサービスを提供する。(1)「RPA業務可視化サービス」は、RPAソフトを使って自動化できる業務の範囲を明確にする。(2)「インストールサービス」は、RPAの実行環境を構築する。(3)「シナリオ作成支援サービス」は、自動化の処理の作成を支援する。

 (1)のRPA業務可視化サービスでは、ユーザーが想定する自動化対象の業務に対して、RPAソフトで自動化できる範囲の明確化(可視化)を支援する。対象業務の手順をシートに記載したうえで、RPAソフトの機能を使って対象業務の操作履歴を取得する。富士通マーケティングは、作業手順のリストとRPAソフトで取得した操作履歴を解析し、RPAソフトで自動化できる範囲を報告する。

 (2)のインストールサービスでは、ユーザーが用意した機器にRPAソフトをインストールし、動作環境を設定する。

 (3)シナリオ作成支援サービスでは、ユーザーが指定した対象業務において、RPAソフトの機能で操作履歴を取得する。富士通マーケティングは、取得した操作履歴を基にシナリオを作成し、動作確認を行ったうえで、ユーザーが実施する運用テストを支援する。

 価格(税別)は、対象となるRPAソフトがFUJITSU Embedded System QualityPartner GENESTの場合、RPA業務可視化サービスが1業務あたり99万1000円から、インストールサービスがパソコン3台までで11万7000円から、シナリオ作成支援サービスが1業務あたり70万円から。対象となるRPAソフトがFUJITSU Software EntreQue V3の場合、インストールサービスがサーバー1台あたり60万円から、RPA業務可視化サービスとシナリオ作成支援サービスは2018月12月以降の提供を予定しており、価格は未定。

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