[市場動向]

データサイエンティスト2万人によるカスタムAI開発─マクニカ、印CrowdANALYTIXを関係会社化

2019年1月7日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

マクニカは2019年1月7日、データサイエンティストのコミュニティを活用したカスタムAIサービスを提供しているインドのCrowdANALYTIX Solutionsを関係会社化すると発表した。マクニカはCrowdANALYTIXの株式の41.8%を取得し、筆頭株主になる。AI関連事業の製品とサービスのラインアップを拡大することで、企業向けのAIを活用した事業支援を推進する。

 マクニカが関係会社化するCrowdANALYTIXは、ユーザー企業向けにAIを活用したシステムをカスタム開発しているソフトウェアベンダーである(図1)。最大の特徴は、全世界で2万人以上のデータサイエンティストのコミュニティを活用してAIの部品(モデル)を開発し、このAI部品を組み合わせてカスタムAIサービスを提供することである。

図1:データサイエンティストのコミュニティを活用してAIの部品を開発し、このAI部品を組み合わせてカスタムAIサービスを提供する(出典:マクニカ)図1:データサイエンティストのコミュニティを活用してAIの部品を開発し、このAI部品を組み合わせてカスタムAIサービスを提供する(出典:マクニカ)
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 様々なスキルを持った多数のデータサイエンティストが、並行して何百というAI部品を開発するので、コスト効率と開発速度がよいとしている。さらにCrowdANALYTIXは、ユーザー企業のビジネス上の課題を理解してシステムに落とし込む経験を持っているため、AI部品を組み合わせたカスタムサービスを構築・提供できるという。ユーザー企業は、高精度なAIシステムを短期間に導入できるとしている。導入後のAIモデルの精度を保証するサービスも提供する。

 ユーザー企業が必要とするデータフォーマットに合わせてAPIを開発するほか、ダッシュボードを提供する。これらを用いて、CrowdANALYTIXのAI基盤上でデータを判定する。これにより、ユーザー企業は、既存のシステムにシームレスにAI機能を統合できるようになる。

 マクニカは、2017年12月からCrowdANALYTIXと協業を開始している。既に数社のユーザー企業と実証実験を開始している。今後の販売目標として、流通業、電力事業者、その他マーケティング用途を中心に、初年度約20社の顧客獲得を目指している。

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