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「IIJ GIO仮想デスクトップサービス」が同時5000接続可能に

2019年1月17日(木)IT Leaders編集部

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2019年1月16日、Windowsのデスクトップとアプリケーション環境を仮想化し、月額のクラウドサービスとして提供する「IIJ仮想デスクトップサービス」(旧称は「IIJ GIO仮想デスクトップサービス」)を強化すると発表した。同時接続ユーザー数を拡大するほか、マスターイメージの運用代行オプションを追加する。2019年2月15日から提供する。

 IIJ GIO仮想デスクトップサービスは、米Citrix Systemsの「Citrix Virtual Apps and Desktops」(旧称:XenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSR)を活用したDaaS(クラウド型のVDI〈デスクトップ仮想化基盤〉)サービスである(図1)。サーバー資源、ミドルウェアのライセンス、運用サービスを、クラウド型で提供する。画面情報端末型のシンクライアント環境を実現できるため、端末側にデータを保有することなく、安全にモバイルワークを実現できる。

図1:IIJ仮想デスクトップサービスの概要(出典:インターネットイニシアティブ)図1:IIJ仮想デスクトップサービスの概要(出典:インターネットイニシアティブ)
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 操作できるOSとしてWindows 10を利用できるため、Windows 7の延長サポート終了(2020年1月14日予定)に伴うOSの移行にも適する。また、IIJ以外のサービスと併用することによって、認証対策やモバイルの接続性維持など、DaaSを利用するうえで生じる課題を解決できる。

 今回の機能強化では、同時に5000ユーザーまで接続できるようにした。VDIのリソースとして、CPUコア数48、メモリー1024~2048GBを搭載した仮想サーバーを提供する。

 新たに、マスターイメージの運用代行オプションも提供する。毎月1回、指定した日時にWindows Updateを反映したマスターイメージを自動作成し、実行する。マスターイメージの手動配信や切り戻し作業を代行する。OSの変更もできる。複数のマスターイメージを保持でき、クローニング(複製)時に不具合が生じた場合は、設定変更前の状態に再起動で切り戻せる。

 サービスのメニュー体系も刷新する(表1)。参考価格(税別)は、VDI環境は3000ユーザー(同時接続2100ユーザー)の場合に、1ユーザー当たり月額約3600円。Web分離環境は2500ユーザー(同時接続500ユーザー)の場合に、1ユーザー当たり月額約1600円となっている。

表1:IIJ GIO仮想デスクトップサービスのサービスメニュー
基本サービス 管理リソース 専用の管理画面:仮想デスクトップの設定・管理やマスターイメージの管理
デスクトップリソース サーバスペック:CPUコア数48、メモリ1024GB~2048GB
VDSライセンス 仮想デスクトップ ライセンス
プロファイルストレージ ユーザデータ保存ストレージ
デスクトップ/1ユーザあたり50GB
アプリケーション(デバイス端末用)/1ユーザあたり10GB
オプション アンチウィルスオプション トレンドマイクロ社「ウィルスバスターコーポレートエディション」ユーザライセンス
マスターイメージ運用代行オプション マスターイメージの運用代行
対応OS デスクトップ Windows 10、Windows7
アプリケーション配信 Windows Server 2016、Windows Server 2019(対応予定)
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DaaS / VDI / シンクライアント / IIJ

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