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TISとユニリタがメインフレームからの移行支援で協業、難易度が高い帳票印刷を移行可能に

2019年3月1日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TISとユニリタは2019年3月1日、メインフレームからオープン環境への移行支援にあたり、帳票領域での取り組みで協業すると発表した。TISのSIサービス「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」とユニリタの帳票関連サービスを利用して、顧客のメインフレームの帳票環境をオープン環境へと移行する。

 メインフレームからオープン環境への移行支援で、TISとユニリタが協業する。帳票の移行は固有技術が多いために難易度が高いが、これを短期間で実現する。移行後のシステムでも、業務への影響がない形で帳票印刷ができるとしている(図1)。

図1:TISとユニリタの協業による脱メインフレームのイメージ(出典:TIS、ユニリタ)図1:TISとユニリタの協業による脱メインフレームのイメージ(出典:TIS、ユニリタ)
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 TISは、Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービスによって、事前のアセスメントやテスト、実際のリライト、移行後の保守運用などのサービスを担う。COBOLなどのレガシー言語をJavaに書き換えるマイグレーションのほか、移行後のリファクタリング(プログラムの動作や振るまいを変えることなく内部構造を最適化)やエンハンスメント(最新の技術を活用してシステムを改善)なども実施する。

 ユニリタは、メインフレームで使っているオーバーレイをオープン環境でも利用できるようにする「オーバーレイ変換サービス」を提供している。さらに、帳票管理ソフトとして「BSP-RM」や「DURL」を提供している。これらを組み合わせることによって帳票領域を移行し、オープン環境でも同様に帳票を運用できるようにする。

 ユーザーは、TISとユニリタの移行支援を受けることで、業務変更を伴うことなく、移行前と同じレイアウトで帳票を印刷できるとしている。移行後の新システムでも、同じデータ形式でオーバーレイを活用できる。帳票ごとに業務アプリケーションやオーバーレイを改修する必要がない。

 メインフレームからの移行後にリファクタリングやエンハンスメントによるシステムの最適化・最新化を実施し、システムの柔軟性を高めることで、業務アプリケーションから独立した帳票基盤も構築が可能になる。これにより、他のオープン系システムやクラウドサービスと連携して帳票データを活用できる。

関連キーワード

メインフレーム / レガシーマイグレーション / COBOL / Java / TIS / ユニリタ / モダナイゼーション / 帳票

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