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[事例ニュース]

日機装、Oracleのクラウド型予算管理ソフトを導入、作業時間を約30%短縮

2019年3月7日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

特殊ポンプ、人工透析装置、水質調整システム、複合材成型品などを提供する日機装は、意思決定の迅速化と経営管理の効率化を目的に、クラウド型の予算管理ソフトウェア「Oracle Planning and Budgeting Cloud」を採用し、稼働開始した。予実管理の作業時間を約30%短縮したという。日本オラクルが2019年3月7日に発表した。

 日機装は従来、予実管理業務に表計算ソフトを利用していた。しかし、表計算ソフトを用いた予実管理は、属人的かつ煩雑な業務となっていた。さらに、会計、売上、原価のそれぞれのデータを一元的に管理できていなかった。このような予実管理業務を効率化し、意思決定を迅速化するシステムを必要としていた。

 日機装では、Oracle Planning and Budgeting Cloudの導入効果について、「予算、予測、実績データの収集、集計、加工、配賦計算業務を効率化したことで、予実管理の作業時間を約30%短縮できた。さらに、データを精緻に一元管理できるようになったことで、経営層への報告を迅速に行えるようになった」としている。

 日機装は、Oracle Planning and Budgeting Cloudを採用したポイントをいくつか挙げている。

  • 利用者ごとにセキュリティ設定を変えられる
  • 業務部門の担当者でも扱える(分析軸の設定やレポート作成ができる)
  • 業務要件、組織、製品カテゴリなどの変更に対応できる
  • 為替によるシミュレーションや多言語対応ができる
  • バックアップ体制や障害時のサポート体制が整っており信頼性が高い
  • 複数のデータソースから適切にデータのマッピングや取り込みができる

 今後は、国内に加え、米国、欧州、アジアにおいて展開し、簡易連結での利用を計画している。

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日機装 / Oracle / 基幹システム / 製造 / 医療

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