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THK、部品検査に音声認識キーボード入力システムを採用

2019年3月28日(木)IT Leaders編集部

THKは、日本語109キーボードを声でコントロールできる音声認識キーボード入力システムを部品検査に採用した。現在、生産工場2拠点に導入済みで、今後さらに2拠点に導入する予定。音声認識キーボード入力システム「AmiVoice Keyboard」を提供したアドバンスト・メディアが2019年3月27日に発表した。

 THKは、直動案内部品「LMガイド(Linear Motion Guide)」を提供する機械要素部品メーカーである。工作機械、半導体製造装置や産業用ロボットなど産業用機械の直線運動部分に必要な基幹部品として使用され、機械の高精度化・省エネ化・高速化を可能にしている。

写真1:音声認識キーボード入力システム「AmiVoice Keyboard」の利用風景(出典:アドバンスト・メディア)写真1:音声認識キーボード入力システム「AmiVoice Keyboard」の利用風景(出典:アドバンスト・メディア)

 同社では、多品種小ロットの製品測定は、手持ち測定器と紙を用いて一品一品手書きで測定結果を入力しており、自動化が遅れていた。音声入力によって測定器と筆記用具を持ち替えなくてもよいように、アドバンスト・メディアの音声認識キーボード入力システム「AmiVoice Keyboard」を導入した(写真1)。

 音声入力によって、検査用紙への手書き入力がなくなり、話した言葉を即、データとして入力できるようになった。ペーパーレス化によって、これまで発生していたデータの打ち直しや、次工程への検査用紙の引き渡し、印刷物の管理が不要になって、データ管理作業の効率化も図った。

 AmiVoice Keyboardは、キーボード入力の代わりに音声認識技術を活用することで、キーボード上の数字キー、英字キー、ファンクションキー、コントロールキーなど、すべてのキー操作を声で行えるようにするソフトウェア。声だけでキーボード入力を完結できるため、作業の手を止めずに、ハンズフリーで効率的なデータ入力を行えるとしている。

 インターネットを使用しないスタンドアローン形式の音声認識エンジンを使用している。音声認識エンジンには、ディープラーニング(深層学習)技術を実装しており、高騒音環境下でも高い認識率を達成している。

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