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NEC、「働き方見える化サービス」を強化、PCから活動データを取得し、勤務実績の申告を不要に

2019年3月28日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2019年3月28日、業務の工数や勤務実態などを可視化できるクラウドサービス「働き方見える化サービス」を強化し、同日販売を開始した。強化点として、業務の開始/終了や休憩の入力操作を行うことなくPCから活動状況データを収集できるようにした。また、Webブラウザを利用したWebサービスについても業務ごとに作業時間を集計できるようにした。

 NECの「働き方見える化サービス」は、業務の工数や勤務実態などを可視化するクラウドサービスである(図1)。基本機能として、勤務時間を申請/承認する機能、業務内容を報告する機能、PCの利用状況を可視化して勤務実態を把握する機能、などを提供する。上位版では、個人や部門ごとに時間の使い方を可視化する機能などを提供する。

図1:働き方見える化サービスの概要(出典:NEC)図1:働き方見える化サービスの概要(出典:NEC)
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 特徴は、複数の情報ソースを活用して正確な勤務情報を取得できることである。エンドユーザーによる業務開始/終了の打刻だけでなく、Skype for Businessのプレゼンス情報、PCの利用情報、顔認証によるログイン時やPC利用時の本人確認、などのデータも利用する。これにより、勤務の申告漏れや長時間勤務などがあっても、これを把握できる。

 今回の強化では、利用者の負荷を軽減した。これまで必要だった業務の開始/終了や休憩の入力操作を行うことなく、PCから活動状況データを収集し、業務状況を可視化できるようにした。エンドユーザーの操作負荷を軽減するとともに、業務スケジュールと照らし合わせて、業務量や工数を定量的に確認できる。

 さらに、Webブラウザを利用したWebサービスについても業務ごとに作業時間を集計できるようにした。社外のSaaS型クラウドサービスや、Webベースの社内業務システム(交通費・出張申請や生産管理など)で作業した時間も、業務ごとに定量的に把握できる。また、収集した利用情報については、CSV(カンマ区切り形式)データで出力できる。

 機能のカバー範囲に応じて、3つのエディションを用意している。

 「働き方見える化サービスTelework」は、基本機能を提供する。勤務の申請/承認、勤務時の勤怠管理、勤務実績の一覧表示、顔認証によるPC利用時の本人確認などの機能を提供する。価格(税別、以下同じ)は、1ユーザー当たり月額250円。

 「働き方見える化サービスStandard」は、同 Teleworkの全機能に加えて、Outlookから予定業務を取り込む機能や、CSV出力機能、個人の時間の使い方を可視化する機能を提供する。価格は、1ユーザー当たり月額500円。

 「働き方見える化サービスAdvanced」は、同 Standardの全機能に加えて、部門単位で時間の使い方を可視化する機能や、組織全体の残業や休出時間を可視化するダッシュボード機能を提供する。価格は、1ユーザー当たり月額980円。

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