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Office 365のアクセス負荷をBIG-IPでバイパス、NTT-ATが設定サービスを開始

2019年4月2日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2019年4月1日、Webプロキシサーバーの負荷が高まってOffice 365が遅くて使いにくくなる問題を解決するサービス「Office365専用 F5プロキシ設定自動化サービス」について、4月から本格販売を開始したと発表した。米F5 Networksの負荷分散装置「BIG-IP」を使って問題を解決する。BIG-IPの保守サービスをNTTアドバンステクノロジとの間で契約しているユーザーに向けて提供する。価格(税別)は、50万円から。

 Office365専用 F5プロキシ設定自動化サービスは、負荷分散装置のBIG-IP向けに、Office 365の直近のURL/IPアドレスリストを提供するサービスである(図1)。直近のURL/IPアドレスリストを知ることで、Office 365向けのWebアクセスと、それ以外に向けたWebアクセスについて、ネットワーク経路を切り分ける運用ができる。エンドユーザーは、Webアクセス用のプロキシ設定にBIG-IPを指定して利用する。

図1:Office365専用 F5プロキシ設定自動化サービスの概要(出典:NTTアドバンステクノロジ)図1:Office365専用 F5プロキシ設定自動化サービスの概要(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 目的は、社内からインターネットへのWebアクセスを仲介するWebプロキシサーバーにかかる負荷を、負荷分散装置のBIG-IPによって緩和することである。BIG-IPがWebアクセス先を判定し、Office 365以外に向けたWebアクセスだった場合は従来通りWebプロキシサーバーを介してアクセスさせる。一方で、Office 365向けのWebアクセスだった場合は、Webプロキシサーバーを介さず別の経路で直接インターネットにアクセスさせる。

 背景には、頻ぱんに通信が発生するなど、Office 365のWebアクセスにかかる負荷が大きいという状況がある。Office 365のアクセス負荷が高まることによって、これ以外のWebアクセスのレスポンスが悪化するといった問題が生じる。この問題を解決するための方策として、Office 365向けのアクセスを、通常とは異なる経路に振り分ける手法がある。BIG-IPを利用した今回の方法も、同様の手法をとる。

 NTTアドバンステクノロジは、米Microsoftが提供しているOffice 365のURL/IPアドレスリストを取得し、これをBIG-IPに登録するためのDataGroup形式に変換する。BIG-IPのユーザーに対しては、NTTアドバンステクノロジのサイトからDataGroup形式のリストをダウンロードしてBIG-IPに反映するためのスクリプトを提供する。ユーザーは、このスクリプトを使うことで、Office 365向けのアクセス経路を切り分けられるようになる。

 NTTアドバンステクノロジは、今回のサービスを商材化することで、BIG-IPをOffice 365のアクセス負荷軽減に利用する使い方を広くアピールする考えである。NTTアドバンステクノロジからBIG-IPを購入したユーザーだけでなく、他社からBIG-IPを購入したユーザーであっても、NTTアドバンステクノロジとの間でサポート契約を結んでいるユーザーであれば、サービスの対象となる。

 なお、BIG-IPをOffice 365のアクセス負荷軽減に利用する使い方については、BIG-IPの開発元であるF5ネットワークスや、BIG-IPの販社各社もアピールしている。NTTアドバンステクノロジも、BIG-IPを販売しているベンダーの1社である。

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