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製品組立・保守の作業性をVRで事前検証、デジタルプロセスが「DIPRO Xphere」をリリース

2019年4月17日(水)IT Leaders編集部

VR(Virtual Reality:仮想現実)が、複雑な製品・部品の組み立てや保守における作業性の事前検討を支援する──そんなソリューションをデジタルプロセス(DIPRO)が2019年4月19日より販売開始する。名称は「DIPRO Xphere」で、VRヘッドマウントディスプレイを介して、部品の組み立てや保守の作業性を事前検証することができる。

 DIPRO Xphereの仕組みはこうだ。SolidWorksやCATIA、Parasolidなど製品設計・開発用の3D CADシステムからからデータを読み込み、DIPRO Xphere上に、仮想的な組み立て工場を形成する(図1)。担当者は、VRヘッドマウントディスプレイを介して、例えばある部品を組み付ける際に周辺部品との干渉や接触がないかどうか、作業者の手が入る空間があるかどうかなどを、シミュレーションのかたちで事前に検証できる。

図1:「DIPRO Xphere」の概要(出典:デジタルプロセス)
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 自動車や産業用機器、発電設備などを製造するもの作りの現場、製品の複雑化や高密度化に伴い、製造や保守における作業性が問題になっている。製品の設計は問題がなくても、組み立てる際に、うまく部品を運べない、作業者の姿勢に無理がある、工具や治具をハンドリングできない、ほかの部品やフレームが邪魔をして作業箇所を目視できない、といったことだ。

写真1:DIPRO Xphereを用いた、VRによる組み立て検討のイメージ(出典:デジタルプロセス/日産自動車)
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 DIPRO Xphereは、こうした問題の有無を事前検証し、製品の設計や生産設備の設計を改良するためのソリューションである。自動車のように10万点、航空機では100万点以上と言われる部品点数の製品であっても、高速にVR表示できるのが特徴だ。表示が遅れることで生じる、いわゆる”VR酔い”を防ぐことができる(写真1)。

 このほか、DIPROがアピールする技術的優位性の1つにCADデータ変換技術がある。DIPRO Xphereは、多様なフォーマットのデータをVR空間に直接取り込むことができ、中間形式のデータを作成することなく迅速にVR検証を行えるという(図2)。

図2:各種CADデータのダイレクトインポートが可能(出典:デジタルプロセス)

 DIPRO Xphereの価格(税別)は基本ライセンスが320万円、JT形式データのインポートオプションが30万円、CATIA V5形式データのインポートオプション50万円。基本ライセンスおよびJT形式インポートオプションの提供を2019年5月13日から、CATIA V5形式インポートオプションを順次提供する。

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