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ネットワーク攻撃を検知/遮断できる無線LAN AP「SubGate AP」、ハンドリームネットが販売

2019年4月22日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ハンドリームネットは2019年4月22日、ネットワーク攻撃を検知して遮断する機能を備えた無線LANアクセスポイント「SubGate AP」を発表した。2019年5月末から販売する。不正なネットワーク攻撃や、ウイルス/ワームに感染したPCのふるまい(ウイルス/ワームの拡散行為)を検出できる。価格(税別)は、19万2000円。5年センドバック保守付きで24万4000円。開発会社は、韓国のHandreamnet(ハンドリームネット)。

 ハンドリームネットの「SubGate AP」は、ネットワーク攻撃を検知して遮断する機能を備えた無線LANアクセスポイントである(写真1)。アクセスポイントを通過する個々の通信ごとに、あて先/送信元MACアドレスやIPアドレス/ポート番号、TCP制御フラグなどの情報をログとして記録しておき、これらの推移や時間間隔などを材料に、明らかに不正な攻撃や典型的な攻撃パターンを検知する。

写真1:ネットワーク攻撃を検知して遮断する機能を備えた無線LANアクセスポイント「SubGate AP」の外観写真1:ネットワーク攻撃を検知して遮断する機能を備えた無線LANアクセスポイント「SubGate AP」の外観
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 例えば、ウイルス/ワームの感染先を探すポートスキャンを検出したり、TCPコネクションを確立する際のハンドシェイクを待たない通信を検出したりする。これらによって、脆弱性を持つPCへのウイルス/ワームの転送行為を防ぐ。また、複数のIPアドレスが同一のMACアドレスを持つ場合は、LAN上の別の通信機器になりすました盗聴行為と判断する。

 同社は、通信ログを分析するエンジンを「MDSエンジン」と呼んでいる。同エンジンと機能を備えた製品としては、今回の無線LANアクセスポイントのほかに、有線LANのレイヤー2スイッチ「SubGate」がある。今回、スイッチ機器のSubGateと同様のセキュリティ機能を備えた無線LANアクセスポイントとしてSubGate APを製品化した形である。

 SubGate APの主な仕様は以下の通り。推奨する最大接続台数は32台。LANとの接続インタフェースは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T。タグVLAN(IEEE 802.1Q)などのVLAN機能も利用できる。

 2019年6月には、別製品として、エッジネットワークを冗長化するネットワーク機器「AFOS」も提供する(写真2)。NIC(ネットワークインタフェースカード)を1系統しか備えないエッジ機器であっても、LANへの接続経路となるエッジスイッチを冗長化できる。AFOSがエッジスイッチとエッジ機器の間に入り、エッジスイッチが故障した際に別のエッジスイッチへと即座に切り替える仕組み。価格はオープン。

写真2:エッジネットワークを冗長化するネットワーク機器「AFOS」の外観写真2:エッジネットワークを冗長化するネットワーク機器「AFOS」の外観
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