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NTT-AT、RPAソフト新版「WinActor Ver.6.0」を発表、解像度を変更しても画像を判定可能に

2019年5月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2019年5月8日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェアの新版「WinActor Ver.6.0」を発表した。2019年5月31日から販売する。新版では、10項目の新機能を追加し、23項目の機能改善を図った。例えは、メール受信機能を追加したほか、画像マッチングの精度を高めた。Google Chrome操作の自動記録機能も追加した。

 WinActorは、国産のRPAソフトである(関連記事RPAソフト「WinActor」新版で同時使用ライセンスを選択可能に、NTTアドバンステクノロジ)。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、これを人間に代わって自動で実行する。既存システムに手を加えることなく、これまで人手で行ってきた定型的な繰り返し作業や、複数システムにまたがるデータの投入作業などを自動化できる。

図1:画面の解像度を変更した場合などでも同じ画像であると判断できるようになった(出典:NTTアドバンステクノロジ)図1:画面の解像度を変更した場合などでも同じ画像であると判断できるようになった(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 今回、新版のVer.6.0を発表した。新版では、10項目の新機能を追加し、23項目の機能改善を図った。機能強化では、操作する対象を見つける画像マッチングの精度を高めた。画像が一致するかどうかを調べる既存の画像マッチングのやり方に加えて、画像の輪郭の特徴を抽出して比較できるようにした。これにより、画面の解像度を変更した場合などでも同じ画像であると判断できるようになった(図1)。

 新機能では、WinActorにメール受信機能を追加した。これまでメールソフト(Outlook、Thunderbirdなど)を介して処理していた作業をWinActor単体で直接処理できるようにした。つまり、実行環境で使っているメールソフトの種類に依存しないシナリオを作成できるようになった。

 Webブラウザを自動で操作する機能も拡張した。これまで操作できていたInternet Explorer(IE)に加えて、Google Chromeの操作を自動で記録して再現できるようにした。同機能を使うためには、Google Chromeに拡張機能をインストールする必要がある。

 WinActorの価格(税別)は、利用するクライアントPCを固定した「ノードロックライセンス版」の場合、シナリオの開発と実行が可能なフル機能版が90万8000円、シナリオの実行だけに限定した「実行版」が24万8000円。同時使用ライセンスの「フローティングライセンス版」は、オープン。

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