[新製品・サービス]

NTT-AT、複数のRPAソフトを集中管理するクラウド「WinActor Manager on Cloud」を強化

2019年5月30日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2019年5月30日、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェア「WinActor」の管理サーバー機能をクラウドで提供するサービス「WinActor Manager on Cloud」の強化版(Ver.2.0)を発表した。2019年5月31日から販売する。新版では、画面を刷新したほか、同時使用ライセンスをグループごとに割り当てて管理できるようにした。さらに、イベントログをCSV(カンマ区切り形式)でダウンロードできるようにした。価格はオープン。

 WinActor Manager on Cloudは、、RPAソフト「WinActor」の管理サーバー機能をクラウドで提供するサービスである。複数台のWinActorの動作状況を集中管理する。待機状態のWinActorにタスクを割り当てて負荷分散を図ったり、シナリオをスケジュール実行したりできる。実行シナリオをすべてクラウド側で管理することによって、野良ロボットを抑制できる。

 フローティング(同時使用)ライセンス版のWinActorに対して、ライセンスの管理サーバー機能も提供する。他システムと連携するためのREST APIも提供する。外部アプリケーションからAPIを呼び出すことで、他システムからタスクの実行を指示したり、状態の監視などができる。

 新版のVer.2.0では、ユーザーインタフェースを刷新した。メニュー画面を左側に配置し、ダッシュボードにはカレンダーを配備した(画面1)。これにより、シナリオの実行スケジュールがひとめで分かるようになった。また、各画面の説明や使用方法を確認できるユーザーズガイド機能を追加した。より簡単に管理機能を使うことができるようになった。

図1:新しいユーザーインタフェース、カレンダー、ユーザーズガイド機能のイメージ(出典:NTTアドバンステクノロジ)図1:新しいユーザーインタフェース、カレンダー、ユーザーズガイド機能のイメージ(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 新版では、フローティングライセンスを、指定したグループごとに割り当てて管理できる機能も追加した(画面2)。これにより、グループ単位で管理・実行できるようになった。例えば、全社でフル機能版6本と実行版9本を購入し、3つの部署にフル機能版2本と実行版3本をそれぞれ割り当てる、といった運用ができる。

図2:ライセンスグループ割当機能のイメージ(出典:NTTアドバンステクノロジ)図2:ライセンスグループ割当機能のイメージ(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 新版では、イベントログをCSV形式のファイルとしてダウンロードできるようになった。これにより、ユーザーがログを加工したり分析したりできるようになった。これに対して従来は、管理画面で参照することしかできなかった。

 価格(税別)は、以下の通り。WinActor Manager on Cloudは、オープン。WinActor Ver.6.0(ノードロックライセンス版)は、フル機能版が90万8000円、実行版が24万8000円。WinActor Ver.6.0(フローティングライセンス版)は、オープン。

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