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静岡銀行、Salesforceを活用して住宅ローン事前診断・審査申込ポータルサイトを構築

2019年6月10日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

静岡銀行(本店:静岡県静岡市)は、住宅ローン事前診断・審査申込ポータルサイトをSalesforce Community CloudとSalesforce Pardotで構築した。簡単な入力項目だけで、住宅ローンの借入可能見込額を提示し、物件確定後の住宅ローン事前審査手続きまでを、顧客の物件検討状況に合わせてタイムリーにフォローアップする。システムを構築した電通国際情報サービス(ISID)が2019年6月10日に発表した。

 静岡銀行は、インターネットをはじめとする非対面チャネルの強化・拡充に取り組んでいる。この一環として、2019年3月から住宅ローンの事前診断サービス「マネピタ」を提供している。年齢や年収など簡単な情報を入力するだけで、住宅ローンの借入可能見込額が分かる。静岡銀行では、住宅購入を検討し始めたばかりの見込客との接点として位置付けている。

 今回、マネピタの仕組みをWeb上で提供するポータルサイトを、Salesforce Community CloudとSalesforce Pardotで構築した。簡単な入力項目だけで、住宅ローンの借入可能見込額を提示できる。物件確定後の住宅ローン事前審査手続きまでを、物件検討状況に合わせてタイムリーにフォローアップできる。

 これらの仕組みに加えて、MA(マーケティング自動化)ツールであるSalesforce Pardotを使う。顧客の手続きの進捗や行動・属性に合わせて自動でメールを配信することで、顧客が途中で離脱することなく、スムーズに一連の手続きを進められるようフォローアップする。

 なお、Salesforce Community Cloudは、顧客と企業担当者をつなぎ、コミュニティの形成を支援するエンゲージメント基盤である。一方、Salesforce Pardotは、MAツールである。Webトラッキングやスコアリングをもとにメールやコンテンツの動的出し分けを実施し、営業効果を高める。

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