[市場動向]

さくらの高火力スパコンがTOP500で54位、国内では産総研の8位がトップ

2019年6月18日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

さくらインターネットは2019年6月18日、石狩データセンターで稼働するクラウド型のスーパーコンピューター(スパコン)システムが、同日発表になったスパコンの処理性能ランキング「TOP500」において世界54位になったと発表した。LINPACKベンチマークで実測3712TFLOPS(3.71ペタFLOPS)を達成した。

 さくらインターネットとプラナスソリューションズが構築した研究用途のスパコンが、LINPACKベンチマークで実測3.712ペタFLOPSを達成し、スパコンの処理性能ランキング「TOP500」で54位になった。さくらインターネットの石狩データセンターで稼働する高火力コンピューティング基盤を活用したシステムである(写真1)。

写真1:石狩データセンター外観(正面:3号棟、左:1、2号棟)(提供:さくらインターネット)写真1:石狩データセンター外観(正面:3号棟、左:1、2号棟)(提供:さくらインターネット)
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 システムは、NVIDIAのGPU「Tesla V100」を搭載した米Hewlett-Packard Enterpriseのサーバー機「HPE Apollo 6500 Gen10 System」×96台で構成している。GPUを合計で768基搭載する。CPUはXeon Gold 6150 18C 2.7GHz。インターコネクトはMellanox InfiniBand EDR。システムの理論ピーク性能は、5365.09TFLOPS(5.36ペタFLOPS)になる。

 TOP500の1位は、米国エネルギー省(DOE)のオークリッジ国立研究所が運用する「Summit」で、LINPACKベンチマーク値は14万8600TFLOPS(148.6ペタFLOPS)。IBM Power SystemとGPU(NVIDIA Volta GV100)を採用したシステムである。

 日本のランキングトップは、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研、AIST)が運用する人工知能処理向けスパコン「AI橋渡しクラウド(AI Bridging Cloud Infrastructure、ABCI)」で、LINPACKベンチマーク値は1万9880TFLOPS(19.88ペタFLOPS)。富士通のPRIMERGYとGPU(NVIDIA Tesla V100)を使ったシステムである。なお、ABCIの過去の成績は、2018年6月が5位、2018年11月が7位だった(関連記事産総研のAIスパコン「ABCI」がスパコンランキング「TOP500」で5位、性能は19.88ペタFLOPS)。
 

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