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データ連携ミドルウェア「ACMS」に月額制ライセンスを追加、クラウドでの利用に留意

2019年6月18日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

データ・アプリケーション(DAL)は2019年6月18日、データ連携ミドルウェア「ACMSシリーズ」のライセンス体系を拡充し、買取型だけでなく月額制でも利用できるようにすると発表した。月額制のサブスクリプションモデルは、2019年10月1日から提供する。

 データ・アプリケーション(DAL)の「ACMS」は、流通業の受発注データを業界標準プロトコルでやり取りするためのEDI(電子データ交換)ソフトウェアである。全銀協手順などのレガシー手順のほか、ebXML MS 2.0、EDIINT AS2、JX手順、SFTPなどのEDIプロトコルを利用できる。最上位版のACMS Apexでは、社内システム連携(EAI)機能なども備える。

図1:AMCSの買取モデルとサブスクリプションの比較(出典:データ・アプリケーション)図1:AMCSの買取モデルとサブスクリプションの比較(出典:データ・アプリケーション)
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 今回、ACMSの販売方法を拡充した。従来の買取モデルに、新たに月額制のサブスクリプションモデルを追加した(図1)。初年度に限り1年契約(前払い)が必要になるが、1カ月単位で更新できる。

 サブスクリプションモデルでは、月額制のサポートが標準で付属するほか、買取型にはない電話によるサポートを標準で利用できる。メジャーバージョンアップ費用も無料である(買取型の場合は、定価の25%の費用が必要)。

 バージョンアップなどの移行時の期間に限って無料で利用できる並行稼働ライセンスについては、買取モデルの無料期間が3カ月間であるのに対して、サブスクリプションでは6カ月間に延長している。

 保守期間に応じて、2種類のサブスクリプションを用意した。標準のサブスクリプションは買取モデルの通常サポート期間+2年間、長期サポート付きのサブスクリプションは買取モデルの通常サポート期間+5年間のサポートが付く。

 サブスクリプションモデルを新設した背景の1つには、クラウドサービスの普及がある。ACMSシリーズの導入環境としてクラウドを選択するユーザーが増えているほか、サービスプロバイダーでの採用が増えている。

 サブスクリプションの対象ソフトはACMSシリーズの3製品である。最上位版「ACMS Apex」、標準版「ACMS B2B」、ACMS B2Bの動作環境をWindowsに限定した「ACMS B2B LE」の3製品である。

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