インテックは2019年7月11日、閉域ネットワークサービス「EINS/MOW DCAN」(アインス/モウ ディーキャン)に、米OracleのIaaS型クラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」へのダイレクト接続サービスを追加したと発表した。オンプレミス環境とOracle Cloudを閉域網で接続できる。
インテックは、同社の閉域ネットワークサービス「EINS/MOW DCAN」を介して接続できるパブリッククラウドを拡充した。新たに、Oracle Cloudに閉域網で接続できるようにした。これにより、オンプレミス環境とOracle Cloud上に構築したデータベースや基幹システムを、インターネットを介さずに直接つなげられるようになった(図1)。
EINS/MOW DCANを介して閉域網で接続可能なパブリッククラウドは、Oracle Cloud以外に、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)、IBM Cloudがある。これら複数のクラウドをつなげたマルチクラウド環境を閉域網で構築できる。
Oracle Cloudとの接続機能を追加する背景について同社は、Oracle Cloudが2019年5月に東京リージョンを開設したことを挙げている。「Oracke製品と親和性の高いデータセンターが国内に開設されたことで、Oracle Cloudへの移行を検討する企業が増えることが予想される。こうした経緯からOracle Cloudへの接続サービスを追加した」(同社)。
接続帯域は、100Mbit/秒(帯域共用型)~1Gbit/秒。価格(税別)は、初期費用が10万円、月額費用が3万9000円(100Mbit/秒の帯域共用型の場合)から。
インテック / Oracle Cloud / 閉域接続
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