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イープラス、チケット販売システムの開発用データ基盤にDelphixを採用、データベース関連費を削減

2019年7月11日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

チケット販売サイト「イープラス」を運営するイープラスは、チケット販売を支えるITシステムの開発基盤として、仮想ストレージ製品「Delphix」(米Delphix製)を採用した。本番環境で使っているデータベースを、開発環境のデータベースにコピーして運用できる製品である。Delphixを提供したアシストが2019年7月10日に発表した。

 イープラスは、チケット販売を支えるITシステムを開発するにあたり、DBA(データベース管理者)やストレージのコストを削減するため、Delphixを採用した。Delphixは、開発用途に利用できるデータベース基盤である。

 同社は最初、システム開発環境の整備にかかるコストを試算した。この結果、ストレージの追加購入に加えて、開発用のデータを管理するデータベース管理者を3~4人増員する必要があることが分かった。これらのコストが問題になった。

 データベースの移行にかかるコストを削減する手段として、Delphixに着目した。Delphixであれば、物理データベースの10分の1以下の容量で仮想データベースを作成できるため、ストレージを追加する必要がない。

 さらに、データベース管理者を増員する必要もなくなる。簡単な操作で複数のデータ断面を保持したり、数分でデータを巻き戻したりできるため、データベース管理者を増員することなく対応できる。

 開発工程も短縮できる。Delphix導入前は最短でも4時間かかっていたテスト用データベースの作成が、わずか数分になる。待ち時間が短くなるので、テスト工程を短縮できる。

 これらの仮説を検証するためにPoC(概念検証)を実施した結果、想定どおりの効果が得られることを確認した。これを受けて、2019年3月にDelphixの採用を正式に決定した。

 なお、Delphixは、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)のデータを複製し、複数のRDBMS(フロントエンドとなるSQLエンジン)から多目的に利用できるようにする、仮想ストレージ製品である。外部にある本番系のデータベースと同期し、Delphix内に構築した複数の仮想ストレージにデータをコピーする。

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