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ジャスミンソフト、Webアプリの超高速開発ツール「Wagby」に新版、オートスケール環境で動作

2019年7月17日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ジャスミンソフトは2019年7月17日、超高速開発ツールの新版「Wagby(ワグビィ) R8.3.0」を発表した。7月16日から提供している。新版では、サーバー台数を動的に増やすオートスケール環境でも問題なく動作するように、分散処理の仕組みを変更した。これにより、パブリッククラウドのオートスケール機能と組み合わせて利用できるようにした。

 Wagbyは、Webアプリケーションをノンプログラミングで開発できる開発ツールである。設計情報(リポジトリ)から、業務ルール、画面、データベーススキーマなどのプログラムを100%自動生成する。従来の開発手法と比べて開発生産性が10倍以上になるとしている。日本語版と英語版がある。

 業務アプリケーションに必要な機能を標準で備える。データ管理機能(新規登録、更新、削除、検索、一覧表示、詳細表示)のほか、カレンダービュー、集計ビュー、マップビューなどの画面を備える。このほか、Excel/PDF帳票出力、メール送受信、REST API機能による外部システム連携、CSV(カンマ区切り形式)ファイルやExcelファイルによるデータの一括更新/出力などができる。

 新版では、開発したWebアプリケーションをパブリッククラウドで動作させることを想定した機能として、Webアプリケーションのサーバー台数をアクセス負荷に応じて動的に増減させるオートスケールの環境で利用できるようにした(図1)。オートスケール環境でも問題なく動作するように、分散処理の仕組みを変更した。

図1:Webアプリケーションサーバーの台数を動的に増減させるオートスケールの概要図(出典:ジャスミンソフト)図1:Webアプリケーションサーバーの台数を動的に増減させるオートスケールの概要図(出典:ジャスミンソフト)
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 オートスケール対応の1つとして、エンドユーザーがどのサーバーに接続しても動作するように、セッション情報を共有できるようにした(セッションごとにアクセス先をひも付けて固定する負荷分散装置の機能を使わない)。

 また、運用途中でアプリケーションの台数が変動しても影響がないように、アプリケーション同士の通信にメッセージキューを使うようにした。これにより、内部キャッシュの整合性を担保できる。

 このほか、ジョブスケジュール機能、パスワードリマインダ機能、ワークフロー機能など、これまでの標準機能をすべてオートスケールでも動作するようにした。

 Wagbyの価格(税別)は、開発プロジェクト単位で導入する場合、1サーバーあたり96万円で、開発キットが別途必要。開発プロジェクトの数を問わない無制限利用の場合、1開発者あたり150万円。販売目標は、2020年度末までに累積1000社。

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