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キヤノンMJ、クライアントPCのデータ暗号化ソフト新版「ESET Endpoint Encryption」

2019年8月2日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2019年8月1日、データ暗号化ソフトの新版「ESET Endpoint Encryption」を発表した。今回のバージョンアップに合わせて、旧製品名「DESlock Plus Pro」から改称した。新版は、2019年8月21日から提供する。開発会社は、スロバキアのESET。

 ESET Endpoint Encryptionは、ドライブ全体や個々のファイルを暗号化することによって情報漏洩を防ぐセキュリティソフトである。クライアントPC上でスタンドアロン型で動作する。外部にデータが漏洩しても、復号のためのパスワードが分からない限り、情報が漏洩しない。

 基本となる機能は、ドライブ全体を暗号化する機能である。クライアントPCの電源投入直後に表示するプリブート認証で正しいパスワードを入力しない限り、ドライブのデータの中身が分からない。PCを起動した後は、データが裏で暗号化されていることを意識することなく、データを生成したり参照したりできる。

 このほかに、USBメモリーなどのリムーバブルメディアの暗号化、フォルダ/ファイルの暗号化、メール暗号化、クリップボードの暗号化などもできる。特に、USBメモリーは持ち運びに便利な反面、紛失や盗難のリスクも高いため、暗号化しておくと安心である。

 パッケージ版とライセンス版がある。ライセンス版では、管理サーバーソフトを使って複数のクライアントPCを一元的に管理できる(画面1)。クライアントPCの暗号化・非暗号化の状態を確認できるほか、クライアントPCへのESET Endpoint Encryptionのインストール、クライアントPCの強制的な暗号化、リムーバブルメディアへのアクセス権限の設定などができる。パスワードを忘れた場合のリカバリーもできる。

画面1:管理サーバーソフトからクライアントPCの状況を一元管理できる(出典:キヤノンマーケティングジャパン)画面1:管理サーバーソフトからクライアントPCの状況を一元管理できる(出典:キヤノンマーケティングジャパン)
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 法人向けライセンスは、企業向け、教育機関向け、官公庁向けの3種類がある。企業向けの価格(税別)は、単価が最も高くなる6~24ユーザー時に、1ユーザーあたり初年度1万2500円で、次年度以降が3450円。単価が最も安くなる2000~2999ユーザー時に、1ユーザー当たり初年度9600円で、次年度以降が2650円。動作環境は、個々のクライアントPC上で動作するESET Endpoint Encryption本体が、Windows 7/8/8.1/10。管理サーバーソフトが、Windows Server 2008/2012/2016。

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