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デル、液晶一体型シンクライアント端末に新モデル、OSにWindows 10を選択可能

2019年8月21日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

デルは2019年8月21日、液晶ディスプレイ一体型シンクライアント端末「Wyse AIO 5000シリーズ」の新モデル「New Wyse 5470 All-in-Oneシンクライアント」を発表した。同日販売を開始した。

 New Wyse 5470 All-in-Oneシンクライアントは、液晶ディスプレイが一体型となった、デスクトップ型のシンクライアント端末である(写真1)。一般的なシンクライアント端末とは異なり、ディスプレイ背面にマウントしたり、ディスプレイケーブルを接続したりする必要がない。ディスプレイのサイズは23.8インチである。これまでも同様の製品はあったが、今回のWyse 5470 All-in-Oneは、新モデルに当たる。

写真1:New Wyse 5470 All-in-Oneシンクライアントの外観写真1:New Wyse 5470 All-in-Oneシンクライアントの外観
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 特徴の1つは、OSとして、デルのシンクライアントOS「Wyse ThinOS」と、組み込み用のWindowsである「Windows 10 IoT Enterprise」のいずれかから選べること。

 Wyse ThinOSの特徴は、シンクライアント専用OSであるため、Windowsなどの汎用OSと比べて起動時間が短いこと。専用OSであるため、セキュリティ面でもメリットがある。一方、Windows 10 IoT Enterpriseの特徴は、シンクライアント(画面情報端末)としてだけでなく、ローカル環境でWebブラウザを動作させられること。

 いずれのOSを選んでも、シンクライアントとしての基本機能が使える。Windows標準のRDP(Remote Desktop Protocol)やCitrix ICAなどの画面情報端末プロトコルのクライアント機能を備えており、VDI(デスクトップ仮想化環境)の端末として利用できる。

 インタフェースは、前面にカメラとマイクを備えており、Web会議などに利用できる。外部ディスプレイ接続用のDisplayPort、ネットワークポート(RJ45)、無線LAN、Bluetooth 5.0、USBポート×6、などを備えている。外形寸法は、幅576.62×高さ385.33×奥行き54ミリ・メートル。イーゼルスタンド搭載時の総重量は5.7キログラム。

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