[市場動向]

ラクラスとRPAホールディングスが業務提携、人事アカウント管理をRPAで自動化

2019年9月2日(月)IT Leaders編集部

RPAホールディングスとラクラスは2019年8月30日、人事クラウドサービスとRPA(ロボットによる業務自動化)を組み合わせたサービスを共同で開発・販売すると発表した。まずは、社員の入退社や異動に合わせて各種クラウドサービスの権限付与、更新、削除を自動化するクラウドサービス「RoboRoboアカウントマネジメント(仮称)」を開発する。

 ラクラスは、大企業向け人事クラウド・BPOサービスを提供している。今回、ラクラスはRPAホールディングスと業務提携した。ロボット開発と人事情報を組み合わせた製品を共同で開発する。開発した製品については、 双方の既存顧客へ紹介する。さらに、戦略的なマーケティングを共同で企画して実施する。

図1:RoboRoboアカウントマネジメント(仮称)の概要(出典:RPAホールディングス、ラクラス)図1:RoboRoboアカウントマネジメント(仮称)の概要(出典:RPAホールディングス、ラクラス)
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 最初の共同開発製品として、「RoboRoboアカウントマネジメント(仮称)」を販売する(図1)。ラクラスが提供する大企業向け人事クラウドサービス「Tokiwagi(常盤木)」の人事データに基づいて、社員の入退社や異動にともなって発生する各種クラウドサービス(経費精算システム、勤怠管理システム、グループウェア、メール、ワークフローシステム、就業管理システムなど)の権限付与、更新、削除を代行するロボットサービスである。

 また、開発するロボットサービスは、すべてのクラウドサービスの権限管理の状況を継続して監視してIT統制に貢献する「内部統制管理・監視ロボット」としての役割を担う。クラウド型で提供するため、ロボットの稼働やメンテナンスを担当するエンジニアを用意する必要もない。

 両社は、人事クラウドサービス「Tokiwagi(常盤木)」だけでなく、すべての人事データベースと連携するための開発も行いながら、順次ロボットサービスを提供していく。

 今後、取引先や関係者が反社会的勢力との繋がりを持っていないか、事前に調査・分析をするロボットサービス「RoboRobo反社チェック(仮称)」を共同で開発、販売する予定である。2019年9月に提供を開始する予定。

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